感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
本の表紙とタイトルに惹かれて購入しました。鑑定士が紙関連の小さい事件解決したと思ったら予想外の大きい難事件に物語が展開して面白かったです。
ミステリー小説初心者ですが、ラストはとまらず一気読みでした。
Posted by ブクログ
土生井さんの推理が簡単にばっちり当たりすぎでは⋯?と思う気持ちもありましたが、雰囲気の良い小説だと感じました。主人公のキャラクターが良いですね。
Posted by ブクログ
どんな紙でも見分ける紙鑑定士と、伝説のプラモデル造形家が、殺人計画を追うミステリー。
看板の「紙鑑定士」だって胡散臭そうな感じで、「印刷関係の何でも屋」に近いのかな?とても探偵風ではない。勝手に事件に巻き込まれました感が妙にリアルです。「業務の一環としての探偵」って感じ。
調査方法も、Googleだったり。ストリートビューを使って現地視察って。過去のビューとの比較なんて最先端です。また知らないことは、専門家に外注するなんて、ビジネスパーソンみたいです。
それぞれの専門知識が推理を援護する。「紙」や「ジオラマ」「模型」など、その物から隠された意味や犯人像などの推理はみごとです。オタク知識・パワー炸裂か。同じように見える「紙」が、実は意図や表情を持ったり、「ジオラマのパーツ」からこんな事まで判るの?、と不思議な世界に引き込まれる。それが醍醐味なのかも。
いつしか、なんでもネットで調べる。しかし、餅は餅屋。ネットでは調べられない情報や推理を駆使する姿に、引き込まれる。そういうことだったんですね。