【感想・ネタバレ】紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人のレビュー

あらすじ

第18回『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞、読書メーター「読みたい本ランキング」第1位(単行本部門 月間(2020年1月6日~2020年2月5日))の作品が、待望の電子化!
どんな紙でも見分けられる男・渡部が営む紙鑑定事務所。ある日そこに「紙鑑 定」を「神探偵」と勘違いした女性が、彼氏の浮気調査をしてほしいと訪ねてくる。
手がかりはプラモデルの写真一枚だけ。ダメ元で調査を始めた渡部は、伝説のプラモデル造形家・土生井(はぶい)と出会い、意外な真相にたどり着く。
さらに翌々日、行方不明の妹を捜す女性が、妹の部屋にあったジオラマを持って渡部を訪ねてくる。
土生井とともに調査を始めた渡部は、それが恐ろしい大量殺人計画を示唆していることを知り――。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ひょんなことから探偵になってしまう主人公がひょんすぎるところからはじまり、おいおい土生井先生妄想が強すぎるからのカーチェイスからトランプ投げ解決まで、加速していく大味エンターテインメント力がよかった こういうの、いいですね

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2025年03月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

紙についての専門的な話も出てきて面白かった。
紙鑑定士と元プラモデル造形家、接点のない2人が四苦八苦しながら事件の真相に近づいていく話が、無理矢理でもなくてスムーズに読み進めていけた。
事件解決より最後に結婚した2人が最も意外だった笑。

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2024年07月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ネットで見かけて。

小さい手がかりを少しづつ積みあげていく。
または足跡を一つ一つ追いかけていく、ようなミステリーが、
どうも自分は好みのようだ。

面白かった。
触っただけでどんな紙か分かる紙の営業マン、
知識が豊富で推理力豊かなプラモデラ―、
ミニチュアハウス作成を教える講師、
とその道のプロフェッショナルが次々登場するの面白かったし、
後半、散々じらされていた、
社長令嬢にして、ランボルギーニを運転する元恋人が投入され、
ストーリーが加速されていく。

「神探偵」との勘違いからはじまって、
大量殺人計画へのストーリー展開はちょっと強引な気もするが、
そのスピード感でぶっちぎっていく。
プラモデラーがスマホに習熟していくところや、
ストリートヴューが大きな役割を果たしているのも面白かったし、
プラモデラーの恋愛展開も意外で良かった。

元恋人との関係のその後も気になるし、是非、シリーズ化してほしいなー。

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2024年06月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

紙についてはもちろん、模型などの専門知識がよく出てきたが、とても読みやすかった。土生井さんがあまりにも有能。
展開も予想がつかずおもしろかったが、辿り着くまでが練られていて濃かった分、ついに犯人と対面した下りがあっさりすぎたように感じた。

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2025年01月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

このミス大賞なので期待したが、個人的にはそこまでか?という感じ。推理も結構決めつけが強く、納得感が薄かった。紙鑑定士の特性がもっと活かされるとよかった。ただ文体は非常に読みやすく、サクサクと読めたので、この評価。

フレーズ

粗忽

だって紙みたいな地味な物に詳しい人に、悪い人はいそうにないもんね


〝電子ペーパー〟を貼ってあるのよ。
(ランボルギーニのアヴェンタドールの塗装色を電子ペーパーで変えるという話が出てきた。)

「やってしまったことの後悔よりも、やらなかったことの後悔の方が長く尾を引くと言うわよ」

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2024年06月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

土生井さんの推理が簡単にばっちり当たりすぎでは⋯?と思う気持ちもありましたが、雰囲気の良い小説だと感じました。主人公のキャラクターが良いですね。

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2024年03月18日

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