あらすじ
■伝説の泉に身を横たえし乙女。果たして貴婦人か、娼婦か?■ギルクライストが“処女の泉”のほとりで助けた女は、彼に新たなわざわいの種をもたらした。下着姿で倒れていた彼女は記憶を失い、名前もレイチェルとしかわからない。ギルクライストはデヴィッドソン一族の長として一刻も早く花嫁を迎える必要あった。それなのに、素性も知れぬ彼女のことがどうしても忘れられなくなったのだ。漆黒の髪、透き通るような肌、薔薇色の頬――貴婦人のようだが、娼婦かもしれない女。レイチェルをわがものにすることは、確実に彼の地位を脅かす。しかも、右半身にひどい火傷を負った彼は、いまや剣を持つのもままならない。だが、何をするにしても遅すぎる。ギルクライストはまちがいなく恋に落ちていたのだから。■デブラ・リー・ブラウンが、風光明媚な中世スコットランドを舞台に描く美しくもせつない恋! 精神、肉体ともに傷ついた騎士と癒しの力を持つ治療師の物語です。
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Posted by ブクログ
大火傷を負い利き手で剣を握ることができなくなった一族の長・ヒーローと、処女の泉と呼ばれる場所で怪我をし倒れていたヒロイン。
ヒロインは記憶喪失で自分がなんとなく治療師だったことしか思い出せない。
その割に殴り合いの喧嘩をしたりと元気がいいヒロイン(笑)
ヒーローは火傷を負ってから領主の仕事も他の人に任せたりとやる気がない。
ヒロインに惹かれるも気持ちを認めるのが怖くて寸止めになって拒絶したり、暴言を吐いたり、どう見ても怪しい奴に騙されたりとダメダメヒーロー。それでも憎めないのはストーリー自体が面白かったからかな?
ヒーローに振り回されるヒロインが気の毒だった。それでも土壇場で逃げずにヒーローに愛を告げるヒロインに拍手。
Posted by ブクログ
ギルクライストが“処女の泉”のほとりで助けた女は、彼に新たな災いの種をもたらした。下着姿で倒れていた彼女は記憶を失い、名前もレイチェルとしか分からない。ギルクライストはデヴィドソン一族の長として一刻も早く花嫁を迎える必要があった。それなのに、素性もしれぬ彼女のことがどうしても忘れられなくなったのだ。漆黒の髪、透き通るような肌、バラ色の頬。貴婦人のようだが、娼婦かもしれない女。レイチェルを我がものにすることは、確実に彼の地位を脅かす。しかも、右半身にひどい火傷を負った彼は、今や剣を持つのもままならない。だが、何をするにしても遅すぎる。ギルクライストは間違いなく恋に落ちていたのだから。