【感想・ネタバレ】うんちの行方(新潮新書)のレビュー

あらすじ

流した後はどこへ? どう浄化される? そのために誰が、どんな苦労を? 鉄道や船はどう処理? もしマンション全戸で一斉に流したら? あらゆる疑問を徹底取材。下水を嗅ぎ、汚水処理場に潜り、「5分でウンチが飲用水になる」最新技術に触れ、トイレメーカーを質問攻めに。さらに元作業員が語った貴重な証言とは――。フタを開ければ、思わず唸る驚きと素朴な感動がてんこ盛り、奥深い世界へご案内!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

現代から遡り弥生頃のトイレ事情までさっくり軽い口調で語られている。
ちょっと前まで、電車や屋形船でも垂れ流していたなんて衝撃的だった。
某稲作ゲームで、自分らの屎尿を肥料として使えることが話題になったが、あれは鎌倉〜江戸あたりに渡来した文明による知識なのだな。
人口増加や安い液肥が普及したため、屎尿は海に投棄され不衛生になった。死者10万人となったコレラ対策のため水洗トイレが普及。
日本のコロナの被害が抑えられているのは、整えられた下水事情も大いに関係しているのだと考えさせられる内容だった。

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2021年12月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一番興味を持って読めたのは鉄道の黄害。便器の中を覗くと砂利やら枕木が見えて少々怖い気がした記憶は、私もあるからです。しかし、そのため保線作業の人は大変な思いをしていたのですね!

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2021年03月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

現代の日本人が誰も気にもしない「した後の行方」をしつこく追求すると同時に、世界人口の半数余りがいまだ上下水道が未整備な劣悪な環境にあることを憂える労作であることは確かであるのだが、取材したままを聞き書きしているスタイルが軽い調子になっているのが惜しまれる。

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2023年01月07日

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