【感想・ネタバレ】シャーロック・ホームズの古典事件帖のレビュー

あらすじ

今なお読み継がれるシャーロック・ホームズ物語。コナン・ドイルが生み出した偉大なる名探偵の事件簿より短編13話を厳選し、明治・大正時代の翻案・翻訳を原作の重複なく収録! 編者はシャーロック・ホームズ研究家の北原尚彦氏。知る人ぞ知る隠れた名訳が新たなテキストで甦る。

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Posted by ブクログ

戦前の翻訳家たちによる珍訳アンソロジー。最初期の方が寧ろ原典に寄せた翻訳になっているのが面白い。明治期はカタカタ名が馴染みないのか外国モノの人気がないのか日本人名に翻案している。却って味わい深い。

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2018年06月14日

Posted by ブクログ

明治から大正期にかけてのホームズ翻訳のセレクト集。日本で初めて翻訳された短編も収録されている。
古い文体なので読み難く、特に明治期のは内容を理解するのも困難だったが、時代が後になるに連れ段々と慣れてきてスムーズに読める様になった。登場人物を日本人にしていたり、長編を抄訳していたり、あからさまな誤訳があったりと、無茶苦茶な側面もあるのだが、現代ほど翻訳の技能が進んでいない時代のそれぞれの訳者の苦心も垣間見れて面白かった。これに続けて昭和初期の翻訳セレクトも出して欲しいものだ。

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2018年03月13日

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