あらすじ
《今日こそ、こうちゃんに告白するんだから!》
特にモテる訳でもない男子高校生・二武幸太(にたけこうた)に、いきなり聞こえてきた声。
それは、いつも彼にそっけない態度をとる幼なじみ・夢見ヶ崎綾乃の心の声だった!
綾乃が自分にベタ惚れなんて全く知らなかった幸太だが――。
《本当はこうちゃんの方から話しかけてほしかった……。》
いきなり筒抜けになった綾乃の片想いに彼女を意識しだす幸太。
しかしそこで「心の声」の意外な副作用が見つかって――!?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
デレデレじゃねーか!
とツッコミを入れたくなるほど愛が重い!笑
内容はタイトル通りのラブコメ。
初っ端の主人公に降りかかるとある出来事から、物語は始まる。
行動に制約が課せられた主人公の行く末が、
とても気になり、早く続きが読みたい!
登場人物が皆クセが強く、とても魅力的です♪
挿絵もとても素敵で、ついニヤニヤします!
次巻も楽しみです♪( ´▽`)
Posted by ブクログ
転校して来たのは、小学生の頃気まずい思いをしたまま離れ離れになった幼なじみの少女。しかしなぜか彼女からきつく睨みつけられるのだった。
長い説明調のタイトルの作品の場合、そのタイトルが全てのもの、作品世界の説明のもの、物語のラストを語ってしまっているものと様々ありますが、今作の場合は作品の一部を表わしたものでしょうか。
主人公幸太とヒロイン綾乃のバレバレ片想いラブコメという面だけでも面白いのですが、そこにあれもこれもと様々な要素を放り込んでいます。しかもそれでいてバラバラのごった煮にならず、全体がうまく絡み合いながらもドタバタコメディとして成り立っているのだから面白い。
なにせ綾乃の想いがバレバレなのも、単に顔に出るだとか行動があからさまというものでなく、ラノベ的(といってもいいのかな)要因によるものだし、そこが物語展開の肝ともなりドタバタの元にもなるのです。とある事情で幼なじみの心の内を知ることになった幸太。しかしそれが幸太にピンチをもたらすことになるとは!?
バレバレだからこその二面性は面白さと愛おしさに繋がり、ヒロインの魅力となっています。
それに加えて幸太の親友の秘密や家族構成のことなどでスパイスを効かせ、綾乃の的成長劇まで描いちゃう。
どれを取ってもそれだけで作品が成り立つような要素を惜しげも無く放り込み、溢れた部分は今後展開させていくことができるという構成が素敵なのです。
ドタバタラブコメとして笑わせながら、しっかりと読ませるところはしっかりと読ませる。1冊で様々な楽しみ方のできる、多重構造な面白さがありました。
無理過ぎる
設定を除けばそれなりに読めなくはないけど、
その設定自体に無理が有り過ぎるし、その矛盾をひっくり返すだけの材料も無かった。
そもそも、作者自身がその無理に気付いていない気がした。
最近のHJ文庫は駄作が増えたな。
質の低下が著しい。