感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
いいなあと思う俳優やアイドルに、「推し」までの気持ちになることに自分の中で葛藤があった。そこまでする意味や、そこまでハマって結局自分に何が得られるのか。
どっふり沼に浸かる知人を見て、少し羨ましくもあり、しかしそこまで行って行き着くところはなんなのだろうと。
この本はまさに、そこをピンポイントで言語化してくれていた。好きなものは好き、グッズも欲しくなる、課金もしたくなる。
そして得られるものとは。生きる活力、元気や癒しを日々もらっているのだ。なぜ気づかなかったのだろう。それを楽しく紐解いてくれている。
推しはお守り。明るく沼に浸かれる気持ちにさせてくれた。
Posted by ブクログ
独身未婚中年男性が読んでみました。
自分はオタク(アイドルオタクではない)なので、オタクにとっては普通のことがかいてあるなと、ふむふむと読みました。
自分はステレオタイプなジェンダー観なので、この著者の方がイケメン俳優推しというのをきいて、「なんで男性「なのに」男性アイドル好きなのか」が気になりました。本の中にもありましたが、著者の方はヘテロ男性のようです。
私はヘテロではないので(カミングアウトはしていない)、イケメン男性は好きですが(ただし、某大手事務所所属の男性アイドルは昔から苦手。世の多くの女性が好むような男性は自分の好みではなさそうです)、「ヘテロではない」という理由があるので、それを深く考えたことはありませんでした。
ですが、ヘテロ男性の場合、男性俳優を推すのに理由が必要なんですね。もっとも、理由なんてなくてもいいはずなので、いろいろ面倒ですね。
この事が書かれている章とは別に、最初のほうでそれに少し触れているところで、「若手俳優が「好きなタイプは?」と聞かれるのと同じぐらい聞かれまくってる」とのことで。この質問も、言葉には出さなくても意図するところは「好きな異性のタイプは?」ということなんでしょうから、これからこの質問もタブーになるのかもしれません。
「ポンコツが許される」という内容もありましたが、「※ただし、イケメンに限る」というのを地でいっているようでおもしろかったです。
この著者の方ではなかったかもしれませんが、推し俳優の脱ぐ姿が見られるかもしれないドラマがあるので期待、とあって見てみましたが、全然脱がなくてびっくりしました。