あらすじ
京都の老舗お香店の孫娘で高校生の一香は、人の心が色で見える特殊能力の持ち主。幼い頃、そのせいで孤独を感じていた彼女に「辛い時は目を閉じて、香りだけを感じて」と、匂い袋をくれたのが、イケメン香司見習い・颯也だった。彼は一香の初恋の人。しかし、なぜか彼の心の色だけは見ることができない。実は、颯也にもその理由となる、ある秘密があった…。そして一香は、立派に香司となった彼と共に、お香カフェ『聞香処』を任されることになり――。“香り”が紐解く、大切な心の記憶。京都香る、はんなり謎解きストーリー。
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Posted by ブクログ
とてもキュンキュン( 死語 )しました!大好きで色々な種類を集めているお香のお話で、表紙のイラストも好きな方( カズアキ様 )だったので手に取りました。
少し特殊な力を持った女の子の恋のお話です。
癒しミステリーとあらすじにありましたが、なんというか…ミステリー要素は少しで激甘ストーリーでした。初恋の相手で歳上( 主人公が小学生の時に大学生 )で、しかも最初からずっと両片想いだからとても過保護で独占欲も強くて…「なにそれ、羨ましい設定盛りだくさん!」と何度も思うくらいです。でもなかなかくっつかないので途中から焦れったくなってました。笑
個人的には恭太郎が好きだったので、出番がもう少し欲しかったかな。恭太郎はライバルポジションかな?と思いきや、最初から最後までいいお兄ちゃんにしか思えないポジションでした。
全体的に憧れの京都を舞台にした物語で和の雰囲気が漂う素敵なお話でした。幸せなポカポカした気持ちになります。
もし本当にあったら『やわらぎ聞香処』に行ってみたいです。