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Posted by ブクログ 2021年04月04日
子ども向けの一冊だけど、大人にも是非お勧めしたい一冊。
キミ(読み手)がバウンダリー(境界線)の決定権がある事、一人ひとりのバウンダリーがある事、相手が何かをする時、その人が何に同意するのか聞く事。
yes,noを自分で決める大切さが書かれています。
Posted by ブクログ 2024年02月29日
一部、法律や投票に関する部分は違うし、本はもう少し詳しく書いてある部分もある。
『例え話』が多いので一見すると『何を言ってるの?』と思ってしまうかもしれないという点はある。
そして、私も読んでいて、ん??と思ってしまう。
基本的に『性交に関することや、身体への接触に関する話』として読むと、例え話...続きを読むでも入り易いかもしれない。
でも、やはりこの本は読む人を選びそうだなと思う。
『ハグ』という行為はそこまで日本に広がっていないとか、このコロナの時代もあって人との接触が減ったせいもあるケド。
『ハグしていい?』『ダメ』というページがあるケド、子供を抱きしめる人は子供にそんな事を聞いて来ない。子どもだから触っていいと思っている人が多い気がする。もしくは親に聞く=子供の意志は確認しない。
最初の章は同意についてで、『あなたに選択肢がある』『自分の身体の事は自分で決める』と言うような事が書いてある。
2章は自分の気持ちについてなのだが……この章、わかり辛いなと感じる。
3章は同意すること、同意を貰う事。要は、相手に関する事はちゃんと相手に質問する。そして、相手の話を聞くという事が書いてある。
着てる服で同意かどうかは決められないと、水着を着ている子を突き飛ばしてはいけないというのがあるけど……そんな事をする人いる??と思いながら見てしまった。 日本版だとここに、『ミニスカートだからと痴漢してもいいわけではない』みたいなものが入ってきそう。(実際の痴漢はミニスカートだからというよりも、大人しそうな子を狙うらしいけど)
4章は気持ちが変わってもいいという事を説明している。
断ったら相手が怒るかもしれないケド、それでも自分で決めていいとある。
5章は安心して付き合える関係
6章は自分も同意を忘れちゃうことあるよね。だから、『同意をとる練習』が必要となっている。
同意は意識しないと忘れてしまう。断られても、断ってもいい関係がいいけど、その為の練習は必要。
7章は誰かを支える説明。被害を受けた人には「君は悪くない」と伝えよう。
8章はささえあう説明。
『まわりのだれもが「同意」をちゃんと実行できているわけじゃない』
身も蓋もない終わり方だけど、それが現実なんだよなというのも痛いほどわかる。
だから、わからない人と話すより、わかってくれる人と話そうねという話なのだが……この『同意』がわかる人を探すのが大変なんだよな。とも思う。