【感想・ネタバレ】Berry’sFantasy 懲らしめて差し上げますっ！～おてんば王女の下剋上日記～4巻のレビュー

葉々ねろ / 藍里まめ

ミトロニア王国の王女・ラナは剣の腕は抜群、学問もよくできる明るく元気な姫君。対照的に兄のエイドリアンは、自己中心的なポンコツ王太子。しかしこの兄が、来夏には父の跡を継ぎ、ミトロニアの国王になることが決まっていた。
国の行く末を危惧したラナは、兄に代わって女王になろうと決意…！けれどもそれは「直系の男子のみが王位を継承できる」とする、現在の法律上不可能なこと。前代未聞の提案に頭を悩ませた現国王は、ラナに“ある3つの貴族領の問題解決”を、女王即位の条件として突きつけて――!? さっそくラナは、幼なじみの騎士・カイザーを含めた4人の仲間を伴い、問題の地へ向かうけれど…。
おてんば王女の痛快お仕置き旅、ここに開幕です!!
(この作品は電子コミック誌Berry’s Fantasy Vol. 14に収録されています。重複購入にご注意ください

[happymomoko · ★★★☆☆]

水戸〇門

ラナたちが食事中のレストランに役人が乗り込んできて、店主から強引に税を徴収しようとしましたが、払えないとわかると罰しようとしました。ラナたちがそれを阻止しようとしているところに、レベンツキー伯爵が現れました。ラナたちに謝罪を要求する伯爵でしたが、ラナの正体を知ると、伯爵のほうが土下座しました。伯爵に事情聴取すると、伯爵は絵画を購入するために領民から高額な税を徴収していたのでした。しかもその絵画は殆どが贋作でした。ラナに諭された伯爵はこれからは領民のことを考えると誓いました。ラナの正体の現し方は正に水戸〇門ですが、絵画のタイトルも水戸〇門のパロディですね。