あらすじ
人生で遅すぎるとか早いとかの基準になることって、
なんなんだろう?
もともとそんな基準はあるのかな??
もしかして今の私たちにもっとも必要なことは、
「私が私を待ってあげる」
ことかも知れない――。
本書は、可愛い絵と温かい文章でSNS15万人フォロワーと人気を集めている韓国人気エッセイストの4年ぶりの新作エッセイ。
これまでSNS上で支持を集めた文章に加え、未公開の作品やエピソードを収めている。
日常のあちこちに広がる小さな出来事にあたたかい眼差しを向け、
自分の速度で自分の歩幅でゆっくり歩む人生を読者に紹介する。
彼女のSNSでは、心が穏やかになった、自分もこんなふうに生きたい、自分のことのようだった、など共感・絶賛のコメントでいっぱいだ。
焦っているとき、疲れたとき、自分に寄り添ってあげたいとき、自分のために読んであげたい一冊。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
昔の友達と昔と同じように話せない悩みが最近あった。そのモヤモヤを気持ちよく解決してくれた感じがした。韓国人の鬱々とした感情。私が普段走って汗をかいて無視をしている感情を代わりに向き合ってくれる。そんな感じ。読書再開の記念する本。
Posted by ブクログ
憂鬱になって何もかもどうでも良くなってしまったりなにをする気も起きなくなってしまった時にこの本を読んだらきっと憂鬱になるまで自分を責めなくてよかったんだな、劣等感や重圧感を少しくらいおいてきたっていいんだなって思えるんだろうなと感じました
そう思うことで自分の中にある憂鬱や無気力が全てなくなるわけではきっとないけれど、少しでも前向きなことを考えられるだけでもきっと自分にとって大きな光になる気がします。とても心が豊かになる本でした。
Posted by ブクログ
絵が可愛くて、文章も柔らかく、さらっと読める韓国人作家のエッセイ。
自分で育てたイチジクの木の実でジャムを作ったり、普段は都会のソウルで暮らしているけれど、実家のある田舎に帰って畑で栽培された野菜を食べたりと、自然に接することを大切にしている人。
田舎に帰ると頑張る必要がなく、「私の心も豆腐のように柔らかくなる」という表現がいい。
心や体が疲れたら、とにかく好きなことをやって、暮らしを楽しもう!という本です。
Posted by ブクログ
めっちゃ良かった刺さるの多すギィー!!ってことでここに記録
「セーターは誰かに編んであげたいと思ったら、それは愛」
「人に会うことは1冊の本を読むこと、誰かがずっと覚えていてくれていて読みたくなるような人になりたい月日が流れてもまた本棚からとり出して会いたくなるような人になりたい」
「母の過ぎていく歳月を、受け入れる準備がまだできない」
「本当の私なんて、私が知らない」
「オートバイのようにすり抜けるのは、早いけど危ない」
気に入った!
Posted by ブクログ
韓国発のエッセイが好きでいろいろ読んでみた中で一番のお気に入りです。
日常を、どう過ごしていけば心地よく暮らせるか考えていたときに、自分の世界をあたたかく優しくしてくれた本です。周りの人、自然、生活の中でのささいな幸せ、ささいな傷ついたこと、言語化できなかった気持ちに本を通して共感し、安心しました。
ほっこりする絵と文章が読みやすく、長く楽しめる本です。
Posted by ブクログ
時間を与えるということ。
それぞれに必要な時間を十分に与えるということ。
植物にとっても私たちにとっても必要なことかもしれない。
大切なものほど、ゆっくりが必要。
私たちの人生は 食パンより、繕いものより、もっと大切に、慎重に扱わなければいけない
真珠の4コマ
ある貝の中に小さい砂が入って、すごく痛かった。
ある貝は痛みに気づかないふりをして死んだ。
ある貝は痛みを受け入れ、共に生きた。
自分に時間をあげたら、いろいろと軽くなりました。
いつでもいい人、いい本のそばに
簡単なことから一つずつ
著者はストレスになるものを全て書き出し、一番簡単そうなものから片付けてるらしい。
心がゆるんだり、ほわっとする本
Posted by ブクログ
ほんわか ゆったり。
p114『人に会うことは1冊の本を読むこと』
なるほどなと思った。たくさんの方々に出会うたびに、その人のことを知りたい!と思ってしまう。そしてほんの一部を知ったことで?なんて魅力的な!と思う。
“誰かにとっての永遠のベストセラーになりますように”という文章を読んで、「ホントだね」と呟く私。私にとってのベストセラーさん、たくさんいる。力むこともなく、ゆったりほんわかな感じで、そう思った。
p136 「もう少し信じてあげよう。一生懸命やってるじゃん」
子ども達や今を一生懸命生きている自分にも言い聞かせる。言葉の力ってすごい!
エネルギーもらった。
栞さんの本棚で見たのがきっかけです。
ありがとうございます!
Posted by ブクログ
可愛いイラストと温かい文章。子育て中で、自分の時間がさほど無い中で見つけた本。
日々過ぎていく時間の中で、ゆったりとした大切な時間を、改めて思い出させてくれた。
心にゆとりを持つことが、本来の自分を取り戻してくれると私も思う。
Posted by ブクログ
韓国のエッセイか…って最初ちょっと思ったけど、
読み進めるうちに、引き込まれた。
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益田ミリさんの韓国バージョンみたいな感じ。
でも、心に少しの空白を。
人にあたたかい人でいたい。
当たり前の日常を少し見直して愛おしく思う。
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そういう気持ちって万国共通なんだろうなって改めて思う。
Posted by ブクログ
大切なものには「早く」ではなく、「ゆっくり」が必要だ。
時間を与えるということ。
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今の自分にすーっと入っていくような
文章や言葉がたくさんあって、
あっという間に読めてしまった。
私も誰かにとって、
何度も読み返したくなるような
思い出したくなるような
本のような存在になれるかな。
Posted by ブクログ
絵が優しくてほっこりする。
韓国の本だけあって、韓国ならではの家族関係や食事、場所がたくさん出てくるけど、国は関係なく、休むことって大事だよね、とか少し温かい気持ちにしてくれる。
Posted by ブクログ
おそらく韓国のデザイナーが書いたエッセイです
短い日記に、4コマ漫画が添えられています
意識の高いインフルエンサーというわけではなかったです
匿名で活動されていて、イラストがヒットして人気になられたそうです
数年ほどの多忙なワークライフを経て、業務調整しようと決意した過程を書いています
家族仲がよく、友人付き合いもある三十路女性という像が見えました
実家が太いのか分かりませんが、韓国の中でも上位の文化人でありそうな様子でした
デザイナーだからか美術館や本に興味があるのはそれっぽいのですが、エッセイから察するに貧乏をしてるワケではなさそうでした
衣食住の描写から韓国特有の風俗があって、日本人のエッセイと違って文化的なおもしろさがありました
広告で特集されるようなグルメとは違って、地元で何でもない日に食べる朝ごはんや夕飯が、ふつうに美味しそうでした
イラストレーターなのかどうか分かりませんが、過去の実績を一切知らない状態で読んでいるので、著作権云々のくだりはよく分かりませんでした
ファン向けのエッセイでした
Posted by ブクログ
ぱらぱらと気軽に読める優しく短い文章の束。
時折見つかる共感ポイントにほっとする。
ゆるく温もりのあるイラストと合わせて、そうだよね、自分の時間を大切にしよう、と思えた。
自分を満たしてこそ、他者への労りのエネルギーは湧くのだと思った。
Posted by ブクログ
時間を与えるということ。
それぞれに必要なのは時間を十分に与えるということ。植物にとっても私たちにとっても必要なことかもしれない。
大切なものには「早く」ではなく「ゆっくり」が必要だ。だから私の人生、私たちの人生もゆっくりでなければいけないと思う。
「もう少し信じてあげよう。一生懸命やってるじゃん」この小さくて大切な言葉が、私をまた起き上がらせてくれる。
信じる気持ちの翼が大きければ大きいほど私たちはもっと遠く、もっと高く飛んでいける