【感想・ネタバレ】教養としての腕時計選びのレビュー

あらすじ

ロレックスもパテック フィリップももちろんいい時計だが、それは単に値段が高いからだけではない――。そこかしこで時刻を確認することができる時代、人は何のために腕時計を身につけるのか。腕時計を成熟したビジネスパーソンの身だしなみ、あるいは「教養」としてとらえ直し、自分にふさわしい品を選ぶセンスを高めるための入門書。もはや腕時計はステイタスアイテムであり、自分自身を表現するツールである。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

腕時計に関する、とても品の良い雑学本。
バイヤーズガイドではないが、推しのブランドもあるなど、30代の現役バリバリのビジネスマンを対象にした本というだけあって、ちょっと意識高い系の匂いもする。

コロナ禍になり、例えば、営業先でワイシャツの先からちらっと見えたときに「イイ時計ですねぇ~。それは○○ですね」という蘊蓄を披露する機会も減っているであろうこの頃ですが、やはり時計を趣味としている人には、本棚にあって良いと思います。

スマートウォッチをしている人もだいぶ増えてきましたが、手間もお金もかかる腕時計も良いではないですか。
高級な時計をまた買って、一人でニマニマしたいです。

自分の持っている舶来の機械式時計が、それなりに持ち上げられていることもあり、とても気分が良い読後感でした。

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2023年02月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

p.166 時計のスペック表示の読み方
例:①自動巻き(Cal.1234)②72時間パワーリザーブ③毎時28800振動④21石⑤SSケース⑥ケース径40.0m⑦ケース厚11.1mm⑧5気圧防水

①ムーブメントの駆動方法。
自動巻き…回転する重りを使って動力ゼンマイを巻き上げる仕組み。腕に付けるだけで体の動きで十分巻き上がる。
「手巻き」の場合は、自分の手で巻く必要がある。
「クオーツ」は電池式。ソーラーなら電池交換不要。
「Cal.」はムーブメントの型式を意味するキャリバーの意味。名機と呼ばれるキャリバーはセールストークとなりうるために記載することが多い。
②パワーリザーブ…完全巻き上げからの連続駆動時間。
金曜夜帰宅後から月曜朝の出社まで動き続ける60時間以上にするのが主流。72時間以上なら優れているといえる。
③振動数。ムーブメントの心臓部であるテンプの1時間あたりの振動数。数が大きいほど衝撃などの外的要因に強くなる。
近年の主流は毎時28800振動。毎時36000振動のハイビートムーブメントも増えている。一方アンティークウォッチなどは毎時18000振動もロービートも多い。
④石数。人工ルビーの穴石の数。平均的な手巻きムーブメントなら17石くらい。自動巻きは25石くらい。
石数が多いほど複雑な機構といえる。
⑤ケース素材。SS=ステンレススティール、Ti=チタン、PG=ピンクゴールドなど略称で書かれる。
⑥ケース径。腕時計外形サイズ。リュウズは含まず、4~10時の直径を計測することが多い。
ドレスウォッチが38㎜くらい、スポーツウォッチは40㎜くらいが多い。45㎜超えるとバランス悪くなりがち。
⑦ケース厚。風防の頂点からケースバックの頂点までの厚みで、手巻き式なら10㎜、自動巻きなら12㎜、クロノグラフ、ダイバーズなら14㎜位が平均。時計は薄いほどファッションの邪魔をしない。
⑧防水性。JISやISOなどの規格で厳密に規定されている。5気圧防水なら水仕事レベルなら大丈夫。2気圧防水(日常生活防水)は洗顔や雨に濡れる程度までOK。10~20気圧防水はボンベを使わないスキンダイビングなら問題ない。

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2025年01月30日

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