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ロレックスもパテック フィリップももちろんいい時計だが、それは単に値段が高いからだけではない――。そこかしこで時刻を確認することができる時代、人は何のために腕時計を身につけるのか。腕時計を成熟したビジネスパーソンの身だしなみ、あるいは「教養」としてとらえ直し、自分にふさわしい品を選ぶセンスを高めるための入門書。もはや腕時計はステイタスアイテムであり、自分自身を表現するツールである。
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Posted by ブクログ
「ちょっといい時計」をこれから選びたい人にはちょうど良い本。 少しずつ歳をとってきてそれなりにいい時計を持っておきたい、でもどんな時計があるのか良くわからない……そんな人が最初に手に取るのに良い一冊。 単に時計メーカーや製品を羅列するのではなく、国やメーカーごとの時計の違いを歴史や地理的な観点から...続きを読む解説してあったりするので、それなりに時計のことを知っている人でも「へぇ〜」と思いながら読めるのでは?決して難解ではなく、読みやすい文なのでスラスラ楽しく読み進められると思います。 フルカラーなので写真もキレイで、パラパラ見ているだけでも楽しい本。次はどんな時計にしようかなとか、いつかはこれ欲しいなーなどと、夢がふくらみます。
時計と言えばロレックスくらいしか知らないド素人だが、有名ブランドから時計の仕組み、歴史などざざっと紹介してくれるので大変参考になった。なぜ有名ブランドの腕時計はこんなに高価なのかと思っていたが、アナログなゼンマイでカレンダーやストップウォッチを動かすほど複雑な機構を考えるとなるほど納得がいった。 ...続きを読む機械式腕時計の精密さもよくわかったので雑な自分は恐らく一生買わないと思うけれど、クォーツのいいやつはいつか欲しいなと思った。ユンハンスが気になる。
時計に関する色々な情報の記載があり、時計雑学の入り口としては良書だと思う。しかしながら、表題の通り"教養"として自分の中に落とし込むには情報不足で、より詳しい他の書籍などでの補完が必要に感じる。また、事実や一般認識と筆者の主観の境界が曖昧で、ある程度の時計知識を有した状態で手にし...続きを読むたい書籍ではないかと思う。
初めて機械式時計を購入したことをきっかけに、より時計のことを知りたいと思い購入。時計の歴史や時計の仕組みなど体系的に知ることができるだけでなく、後半では知っておきたいブランド30選+代表作を写真入りで紹介してくれている。何度も読み返すものではないが、読み物としては面白かった。 IWCのポルトギーゼ欲...続きを読むしい...
何か最新の面白いネタがあるかと期待したが、既にどこかで聞いて知ってるような内容であり、期待外れな感じだった。しかし、機械式時計の魅力を再認識するいいきっかけにはなったと思う。
腕時計に関する、とても品の良い雑学本。 バイヤーズガイドではないが、推しのブランドもあるなど、30代の現役バリバリのビジネスマンを対象にした本というだけあって、ちょっと意識高い系の匂いもする。 コロナ禍になり、例えば、営業先でワイシャツの先からちらっと見えたときに「イイ時計ですねぇ~。それは○○で...続きを読むすね」という蘊蓄を披露する機会も減っているであろうこの頃ですが、やはり時計を趣味としている人には、本棚にあって良いと思います。 スマートウォッチをしている人もだいぶ増えてきましたが、手間もお金もかかる腕時計も良いではないですか。 高級な時計をまた買って、一人でニマニマしたいです。 自分の持っている舶来の機械式時計が、それなりに持ち上げられていることもあり、とても気分が良い読後感でした。
p.166 時計のスペック表示の読み方 例:①自動巻き(Cal.1234)②72時間パワーリザーブ③毎時28800振動④21石⑤SSケース⑥ケース径40.0m⑦ケース厚11.1mm⑧5気圧防水 ①ムーブメントの駆動方法。 自動巻き…回転する重りを使って動力ゼンマイを巻き上げる仕組み。腕に付けるだけ...続きを読むで体の動きで十分巻き上がる。 「手巻き」の場合は、自分の手で巻く必要がある。 「クオーツ」は電池式。ソーラーなら電池交換不要。 「Cal.」はムーブメントの型式を意味するキャリバーの意味。名機と呼ばれるキャリバーはセールストークとなりうるために記載することが多い。 ②パワーリザーブ…完全巻き上げからの連続駆動時間。 金曜夜帰宅後から月曜朝の出社まで動き続ける60時間以上にするのが主流。72時間以上なら優れているといえる。 ③振動数。ムーブメントの心臓部であるテンプの1時間あたりの振動数。数が大きいほど衝撃などの外的要因に強くなる。 近年の主流は毎時28800振動。毎時36000振動のハイビートムーブメントも増えている。一方アンティークウォッチなどは毎時18000振動もロービートも多い。 ④石数。人工ルビーの穴石の数。平均的な手巻きムーブメントなら17石くらい。自動巻きは25石くらい。 石数が多いほど複雑な機構といえる。 ⑤ケース素材。SS=ステンレススティール、Ti=チタン、PG=ピンクゴールドなど略称で書かれる。 ⑥ケース径。腕時計外形サイズ。リュウズは含まず、4~10時の直径を計測することが多い。 ドレスウォッチが38㎜くらい、スポーツウォッチは40㎜くらいが多い。45㎜超えるとバランス悪くなりがち。 ⑦ケース厚。風防の頂点からケースバックの頂点までの厚みで、手巻き式なら10㎜、自動巻きなら12㎜、クロノグラフ、ダイバーズなら14㎜位が平均。時計は薄いほどファッションの邪魔をしない。 ⑧防水性。JISやISOなどの規格で厳密に規定されている。5気圧防水なら水仕事レベルなら大丈夫。2気圧防水(日常生活防水)は洗顔や雨に濡れる程度までOK。10~20気圧防水はボンベを使わないスキンダイビングなら問題ない。
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篠田哲生
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