【感想・ネタバレ】新古今の惑星群のレビュー

あらすじ

正岡子規が称揚した『万葉集』の「写生」から『新古今集』の詩歌理念へ引き戻すことで、戦後日本文化の再建を目指して1975年に書下された『藤原俊成・藤原良経』。新字新仮名で刊行された同書を、塚本邦雄の信念=正字正仮名表記へもどして改題、さらなる深みと凄味を増し、新たな生命を吹き返した。新古今時代を支えた藤原俊成・藤原良経・藤原家隆・俊成卿女・宮内卿・寂蓮・慈円の7人を、渾身の力で論じ尽くした、歴史的名著。

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Posted by ブクログ

古文の知識も、本歌取りの古典の知識も、旧字体の知識すら乏しいので、書いてあることの半分も理解できませんでした。

けれど、これだけリテラシーの無い私でも、大・塚本邦雄が真剣に短歌に向き合っている情熱と、平安歌人の思考を追想しようという気概をひしひしと感じました。

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2022年10月27日

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