あらすじ
保健室で思春期を生きる生徒たちの悩みと長年向き合ってきた著者は,教室で「からだ・こころ・性の学習」に取り組んでいます.成長によるからだと心の変化を知ることで,自己肯定感が生まれ,意欲的に生きていく基盤がつくられていきます.本書は,その実践にもとづいて思春期を豊かに生きる知恵や考え方を助言します.
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Posted by ブクログ
筆者の金子さん、公立学校の先生でありながら、何冊も本を書いていらっしゃるということに驚いた。どんな仕事であれ、自分のメッセージを伝える方法はあるんだなぁと。
自己肯定感が低い今の子どもたち。それがウツとか、暴力とか、いろいろなところにつながるのでしょうか。いろんな子どもの事件は、メディアでかなりショッキングに取り上げられる。大半の子は、健全なのに。それを私たちは理解して、子どもの目線になって関わっていくべきである。
この一部を切り取って、教材にしたら、子どもたちはものすごく共感しながら、自分の思いを表現したり、自分の中で考えるきっかけになるんじゃないかな。思春期ってとっても不安の中で生きている。追い詰める大人にはなりたくないなと思う。必死に生きている思春期の子どもたちの理解者でいたい。みんな一生懸命なんだから。