あらすじ
エミリアとオスカーとの別れの時が迫りつつある中、侍女ミーナにジュリエットの正体がリデルだと悟られてしまう。
さらにエミリアもまた父オスカーが次第にジュリエットに心を寄せていると察し、亡き母への思慕の念を募らせていた。
各々のすれ違い続ける想いと拭い切れない不安が錯綜し、答えを出せぬまま、エミリアの社交界デビューの日を迎える。
巣立とうとする雛鳥の行き先に不穏な影が差し――。
雛鳥を支え続けるはずれ姫と、過去を悔い見守る氷の騎士。
これは、過去の過ちを経て想いをひとつに結ぶ、恋物語。
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次巻たのしみ
1巻を読んで結局残りまとめて購入しました。絵の優しさがあとを引き、内容も丁寧な作品だなと思います。思いがこじれたのは二人だけではなかったようなので、長年苦しんだ分、早く皆の心が救われて欲しいです。
ジュリエットはすっかり母目線で涙腺崩壊してるなぁ。
教導が終わればほとんど生活の交わりがないから、別れの予感がよぎっちゃうよね。
オスカーパパの再婚話とかモヤってたエミリア、祖父祖母と和やか対面できてちょっとは心の整理がついたかな?
侍女長ミーナは何か意味深な前振りだけど次巻でわかるのかな?
敵味方
誰が味方で敵なのかわからないのが不安な中、どんどん結末に向かっています。ずっとそばに居てくれたミーナの心情、ジュリエットの心情も相まり、引き込まれます。