【感想・ネタバレ】認知症でも心は豊かに生きている ―認知症になった認知症専門医 長谷川和夫100の言葉のレビュー

あらすじ

認知症医療の第一人者である長谷川和夫先生が、認知症になった――。自ら認知症になり初めてわかったこと、認知症の当事者、家族など認知症と向き合うすべての人に送る言葉をまとめた一冊。穏やかに綴られる言葉が、認知症が不安な人、認知症の人を支える人の心を解きほぐす。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

認知症=病気ではない。
認知症にかかっても当然ながら心はあるし、いたずらな言葉に傷つくこともある。「あなたは私のことを覚えてなくても、私があなたのことを覚えているよ」と伝えるだけでも相手は安心する。
介護する側からしたら、コミュニケーションに疲れることもあるだろう。本書は認知症の専門家、痴呆症から認知症へと呼称を変えたことでも知られる。専門家でも認知症にかかるという事実に驚きつつも、かかった側の視点でどう接してほしいのか記された本書は、今後介護する可能性のある自分にとっては、是非手元に置いておきたい一冊。

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2021年12月13日

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