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Posted by ブクログ
この物語はわたしにとってどストレートに響いた・・・。
イタリアンのシチリアマフィアのドンの息子ガルシアが主人公。そのガルシアの一年と少しの物語。
切なくなる場面が多々あった。
戦いの前夜のマスミとのシーンがとても胸に響いた―。
『しゃっくり上げ,頷くマスミ―眼を閉じ,微かに顎を突き出した。ガルシアの顔を両手でなぞりながら,ゆっくりと唇を近づける。
唇が触れ合う瞬間―ガルシアは腰を浮かし,マスミの額にキスをした。』
マフィア同士のハンドガンで戦いの描写もよかった。一気に読み進めてしまった。
ガルシアの日本での仲間,久慈,長尾,そして竜崎。とても個性的でとても美しかった。
宿敵である不破の言動・行動はまさに孤高の狂犬。不破は不破でとても美しかったとわたしは思う。
新堂先生・・・,わたしにとってこの作品は最高でした。