あらすじ
“忖度抜き”で「2ちゃんねる」創設者が語りつくす――“知らないほうが幸せ”かもしれない衝撃の真実「日本は平等な社会?」→NO! 「〇〇〇〇」だけが得をする「働き方改革はうまくいく?」→NO! 会社も個人も得をしない「〇〇主義」「努力すれば報われる?」→NO! 大事なのは「〇〇」と「〇〇」「投票に行けば政治は変わる?」→NO! 「〇〇〇」重視の政策は変わらない「炎上は多数派の意見?」→NO! 書き込んでいるのはたった「〇%」本書では「社会・仕事・教育・政治・人間関係」という5つのテーマについて「正しい情報」にもとづいた真実を明かしていきます。なかには「そんなこと知りたくなかった」というものもあるでしょう。でも、そうした「不都合な真実」から目を背けないことではじめて、「正しい思考」ができるようになるのです。 ――著者
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Posted by ブクログ
日本という国の立ち位置。
競争は激しいが衰退
例 発泡酒
安い国
例 ダイソー
働き方が非効率、注いだ力や時間は結果に比例しない
誰でも出来る仕事はAIにとって変わる
誰でも出来る仕事なのに専門性の高い仕事についていると思っている
貧乏だと頭が悪くなり、非効率な選択をする
高齢社会
高齢者の権利を取り上げると将来の自分の首を絞める
自分の国を変えようというエネルギーがないので閉塞感
仕事
能力よりも何をどこで始めたかによって報酬は変わる
担当業務でより多くの成果を出すために残業するのは古い
おっさんが押し付けてくる不条理に振り回されている
最低賃金が上がると、人間よりも機械の方が安く済む
大きすぎる人気企業は長期的に見ると衰退する
いいブラック企業が生き残る
教育
禁止するよりもどう付き合うかを教えるべき
思考停止の前例主義に溢れてる
役に立つ勉強はお金のこと リボ払い
完璧主義よりまず終わらせる 70パーセント
学歴という目安がないと信用得にくい
政治
世界の閉塞感 ナショナリズムの喚起が有効な手段
規制は早いが認可は遅い
地方よりも都会優先は当たり前 利用者の数
選挙では若者より老人の方が多い
人間関係
怒ることを趣味にしてる人がいる
時間があってお金がないと、ネットで憂さ晴らししたくなる
人の幸福は自分の不幸 苦労させたい
Posted by ブクログ
既知の内容が多かったけれど、どの話にも数値や実例を出しているので伝わりやすいし参考になった。
メモ
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●人口が減少している日本の市場は先すぼまり。海外市場も得ていかなくてはいけない段階にきているが、これまで国内向けの製品開発をしてきた日本企業がグローバル市場のニーズを掴むのは簡単ではない。
●世界競争力ランキング(スイスのIMDの調査)
2020年の日本は34位/63か国
「経営姿勢」「生産性と効率」が低い
●単身世帯の金融資産保有額の「中央値」は45万(生命保険文化センターのデータ)
「平均値」は645万
平均値は一部のはずれ値で数値が大きく変わってしまうので、中央値の方が実感に近い数値が出てくることもある
●「ペンタク界のイチロー」を襲う悲劇
マイナー競技「ペンタク」を例に。
得られる報酬は、能力や努力よりも「何をやったか」「どこで始めたか」(どこで活躍するか)で決まる。
成果の出ない人は、活躍の場が間違っていないか見直す。
● ベンチャー企業の生存率
創業から10年後に生存しているベンチャー企業は6.3%
(p124)
● 高卒と大卒・院卒の生涯年収の差は6000万円
●四国に新幹線を走らせる計画を例に挙げ
「本当にその地方が活性化し、かつ利益を出し続けられると思うなら、地元の企業や自治体が喜んで投資するはずです。それもないのに国のお金に期待しているところからしてダメなのです。」(p188)
● 1人1票の不平等
「39歳以下の若者が全員投票したとしても、40代以上の40%が投票すればその数を簡単に抜かれてしまう」(p195)