【感想・ネタバレ】老いと学びの極意 団塊世代の人生ノートのレビュー

あらすじ

芸能界随一の勉強家・武田鉄矢さんによるエッセイ集。

50歳にして知ったかぶりをすることはやめ「判らぬこと」を大学ノートに書き出しはじめた武田さん。
そのノートには、子供時代に疑問に思った「分数の割り算」からはじまり、
司馬遼太郎、高倉健との交友、なかにし礼、吉田拓郎の歌詞論まで。

歌手、俳優と幅広く活躍する著者による書き下ろし学問論。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

(2021/6/5)
武田節炸裂。



海援隊母に捧げるバラードで歌手として世に出て、

幸せの黄色いハンカチで俳優としてスタート、金八先生で一世を風靡、贈る言葉が大ヒット、

トレンディドラマ、竜馬などの時代劇で活躍をつづけるマルチタレント武田鉄矢氏。

私が彼に接するのは文化放送武田鉄矢の今朝の三枚おろしのポットキャスト。

この本に書いてあるようなうんちく話を毎週テーマを決めて語ってくれる。

知的な話を水谷加奈アナと軽妙な会話で楽しく聞かせてくれる。



そう、なのでここに書いてある話はたぶんみんな聞いてるんだろうな。

それでも長嶋茂雄のエピソードはなんだかあったかいなあ。

いや、長嶋茂雄その人があったかいひとなのかな。エピソードがほんとうなら太陽のような人だ。

ピッチャーに語り掛け、真っ向勝負を誘い、打ち、「あの魔球は凄い、俺しか打てない」と言い切る。

なんだか別次元だ。



ハンガーヌンチャクをふりまわしていた彼が、内田樹を心の師として合気道に励むのもいい。





読んで、聴いてほしい。



嫌しかし、生涯学びだと思う。学び続けることだと思う。

59歳までまがりなりにも会社員としてやってきているのは、食らいついていられるのは、

勉強し続けているからだと思う。

これからもそうでありたい。

そのために、体づくり、健康でいたい。

よく食べよく飲みよく走り、だな。

0
2024年05月28日

Posted by ブクログ

エッセイではありますが、その中身は非常に
深いです。

昨今の「教育格差」に対する一家言が刺さり
ます。

自身の人生を振り返り、映画ばかりを観てい
親を嘆かせてばかりいたが、後の役者人生で
それが大いに役立ったという人生の面白さ、
そして昭和のフォークソングの歌詞から、現
代のJ-POPへと繋がる言葉の系譜、と独自の
視点が非常に含蓄溢れています。

「ああ、常に学び続けているのだなあ」それ
は素晴らしいことだ、と大いに影響を受ける
一冊です。

0
2022年01月20日

Posted by ブクログ

武田鉄矢さんのラジオ 今朝の3枚おろしを聞いています。その中で 武田さんが 紹介された本でした。

話すのも面白いのですが 本を書くのもお上手です。

子供の頃 分数の割り算 分母をひっくり返してかける。が理解できなかった話し

奥様とどうやったら うまくやっていけるかの話し

うまくいかなくなったのは 出会ったときの誤解力が薄れたため
理解しようと思っちゃダメ

60過ぎて始めた合気道な話し

司馬遼太郎 坂本竜馬の話し

ラジオを聴いてる時と同じ面白さでした。

0
2021年07月27日

Posted by ブクログ

物知りで言葉の使い方がとても上手な武田鉄矢さん。老いてもなお精力的に挑戦し続ける学びの姿勢には頭が下がります。いつまでも向上心を失うことなく歳を重ねていきたいと思わせる一冊でした。

0
2021年05月12日

Posted by ブクログ

武田鉄矢さん大好きなんです。
私も思春期に龍馬が行くを読み感動した思い出があります。
合い通じるところがあるのか?
武田鉄矢さんも大好きで何冊か本を読ませてもらってます。
今回こちらも大変勉強になりました。

0
2021年04月23日

Posted by ブクログ

自我は生きる為の一つの道具に過ぎない。非常時には自我がリスクになる。守るべき私を忘れた時、最強になる。
自分の馬鹿さ加減を知っているのが大人。
「私にはこの人がよく分からない」という諦めにこそ愛の立ち位置がある。誤解しなければ愛は始まらない。そしてその愛をどこまでも続けていこうと決意することが愛なのだ。

0
2021年10月17日

Posted by ブクログ

武田鉄矢が司馬遼太郎、特に「竜馬がゆく」に大きな影響を受けたのは有名。
最近は内田樹にゾッコン。この本でも何度も登場します。同氏の本を読んだことがありますが、理屈っぽい。回りくどい。難解…私には合わない。
武田鉄矢にはドンピシャだったようで。わかる気がするけどね。

0
2021年06月21日

Posted by ブクログ

判らないことを書き留めた大学ノートから老いと学びに関係あるところを選んで書いてある本です。
極意というほどの内容は感じられなかったが、奥さんが言った「‥‥あのね、私、こんな日が来ることを思ってあなたと一緒になった‥‥」ことに心地よい幸せを感じた。

0
2021年04月30日

「エッセイ・紀行」ランキング