【感想・ネタバレ】浄土るる短編集 地獄色のレビュー

あらすじ

19歳の鬼才、降臨。衝撃の問題作、爆誕。


彗星のごとく現れ
SNS上の話題を一心に集めた
“浄土るる”。

いじめを題材にし、
SNS上で累計10万いいね獲得『鬼』や、
幸せについて思いをめぐらす
人間ではない生き物たちの苦悩を描いた『猫殴り』など
目を離せないラインナップ。

さらに未発表の短編『こども』も収録し、
圧倒的密度であなたに濃密な“気持ち”をお届けいたします。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ジャンルは宮崎夏次系とか阿部共実に近い。胸糞だけど性描写がないのと絵がポップなので物理的なグロさはなく読みやすい。
猫殴りと神の沈黙で書かれているような「絶対的な存在」があったとしてあなたはそれをなんの疑問もなく信じるかというテーマと、善がほとんどの場合ひとりよがりな偽善をはらんでいて完全なる善などはないというテーマを繰り返し描写している。世界は自分の手ではどうにもならないし、どうにかなったとして良くはならないだろうみたいな諦めの空気を終始吸わされている感覚。結構好きだなぁ。
擬音が画面にうるさく描写されていて、その感覚的な描き方がなかなか好き。これはまた読み返すかもしれない。

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2023年01月31日

KF

ネタバレ 購入済み

短編集ついに

Twitterで話題になっていた『鬼』を読んでから、浄土先生の作品が気になり購入。どれも静かに不気味。ご都合主義な幸せな終わり方にならないところが良い。『神の沈黙』が一番分かりやすい話だと思う。

#深い #ダーク

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2021年05月18日

ネタバレ 購入済み

大天国はない

「鬼」をたまたまツイッターで読んで震えて以来気になっていた作家。本屋で収録作品を見つけたので電子で買ったら大当たり。他の話も凄まじい。「神の~」で、越ちゃんがおにぎりだけは食べたんだろうなというのが(荷物はあるけどおにぎりは見当たらないので)救い。結局洗脳から逃れられなかった結末がショックだったけど、後に死を選ばざるを得なかったとしてもあの時だけは友達のために神を裏切る選択を越ちゃん自らしたことに切なくもじんとした。

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2020年12月04日

購入済み

浄土るるさんの独自の視点やセンスがぎっしり詰まった魅力の一冊。
浄土るるさんの絵は上手いわけではありませんが、凄く魅力的です。

#笑える #アツい

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2022年03月27日

購入済み

期待していたほどハマりはしませんでしたが、とがった感性とシンプルだけど毒がある画風はとても好みでした。

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2021年09月01日

Posted by ブクログ

粗削りだがエキセントリックな作風。絵柄は須賀原洋行の影響ある? 身を削って描いてる部分がありそうだが、七野ワビせん氏などのような、絵柄やストーリーの幅みたいなものはあまりなくて、作者のキャパシティ一杯で描いているように思える。基本的にイメージの世界に対して救いを求めるようなタイプではなくて、自分のニヒリズムをひたすら書き起こすだけで終わってしまっているということか。そこからプラスの部分がないまま、このネタでつづけてゆくのはたぶん限界あるのではないか。

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2020年12月13日

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