【感想・ネタバレ】「文明論之概略」を読む 上のレビュー

あらすじ

戦時中、万感の思いをこめて「文明論之概略」を読みつづけた著者が、現代の状況を見すえつつ、あらためてこの書のメッセージを丹念に読みとり、今に語りつぐ。明治八年、福沢諭吉四一歳のときのこの著作は、福沢の最高の思想的作品であるにとどまらず、日本の前途に対する強烈な危機意識に貫かれ、時代を超えて今日なお、その思想的衝撃力を失わない。数年前、岩波文庫本をテキストに、二十数回にわたって行なわれた読書会での講義をもとにした書下し。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
『文明論之概略』は、福沢諭吉の気力と思索力がもっとも充実した時期に書かれた最高傑作の一つであり、時代をこえて今日なお、その思想的衝撃力を失わない。
敢えて「福沢惚れ」を自認する著者が、現代の状況を見きわめつつ、あらためてこの書のメッセージを丹念に読みとり、今に語りつぐ。
読書会での講義をもとにした書下し。

[ 目次 ]
序 古典からどう学ぶか-開講の辞にかえて
第一講 幕末維新の知識人-福沢の世代
第二講 何のために論ずるのか-第一章「議論の本位を定る事」
第三講 西洋文明の進歩とは何か-第二章「西洋の文明を目的とする事」一
第四講 自由は多事争論の間に生ず-第二章「西洋の文明を目的とする事」ニ
第五講 国体・政統・血統-第二章「西洋の文明を目的とする事」三
第六講 文明と政治体制-第三章「文明の本旨を論ず」

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2011年04月24日

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