あらすじ
話題沸騰! NHK大河ドラマ『青天を衝け』の主人公!世界的経営者たちも大絶賛の渋沢栄一が明かす、仕事の哲学!『論語』と算盤(そろばん)、仕事の本質。仕事はエキサイティングな大冒険だ!「確かな羅針盤(渋沢の仕事哲学)」を手に、大海原へ乗りだそう!◆「やりたい仕事」「面白い仕事」をするには ◆人を動かすには◆どんな仕事相手と、どう関わるか◆正解は、どう見つけるか ◆お金に“心”を入れる知恵◆渋沢流・スピード鍛練の秘訣! ◆経営者の心得◆人とつき合うとき、最強の武器となるものとは?仕事に迷ったり悩んだりしたとき、嫌になったとき、目的を達成したいとき……全ての日本人必読の書!!
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Posted by ブクログ
生き方の指南書。
特にビジネスマン向け。
新一万円札にもなった近代日本経済の父、渋沢栄一の自身の経験を交えているため説得力がすごい。
論語の引用も多く参考になる。
勉強になった考え方
・人は社会の中でしか生きられないので利他的であるべしである(利己的は却って損する)
・楽観でも悲観でもなく達観(中庸)であるべし
・道徳と利益主義は両立できる
・ビジネスマンの必須スキルは簿記と文章力
・実務者の7つの素養
①実直、道徳的
②勤勉精励
③着実
④スピーディー(着実が前提)
⑤温厚、謙虚
⑥規律、秩序を重んじる
⑦忍耐力
・才知よりも徳義が大事
・水清ければ魚棲まず(厳格過ぎてもいけない)
・新世代は次の時代に相応しい資質を備えており、平均すれば後輩の方が優れている。
・現代に残る先人の教訓は実地経験を積んだ金言。先輩、先人は重んじる。
・常に修身する(行動や人格を磨き、心が乱れないように整える)
・一時に全力を集中する(ながらNG。マインドフルネス)
・七情(喜怒哀楽愛悪欲)が程度を超えないように修養を怠らず克己する
・怒る心の生じるときは、艱難を思って(試練であると受け止めて)忍耐せよ
・身体の健康が土台
・元気が一番
・元気とは人間の内部から発せられる極めて大きく強いエネルギー。大声を出すとか強情とかとは違う。
・元気の根源は物質的な条件ではなく、強健な魂から生まれるもの
・教育においても魂を育てるべき