あらすじ
少ない魔力をやりくりして店を営む魔法使いのイヴリーンは、魔法省に勤める超エリートのヴァイゼルから、口づけを介して魔力をもらっている。ヴァイゼルの持つ魔力は濃厚で、質も量も大満足。二人はあくまで魔力譲渡のための関係だったが、ある日ヴァイゼルから口づけに代わる“効率的な方法”を提案されたことでさらに深い関係へ――「どうせ、まだ足りないのだろう?」比べ物にならないほど濃密な魔力に包まれ、ますます仕事に精を出すイヴリーン。一方ヴァイゼルは、関係が深くなるほどなぜか苛立ちを覚え、イヴリーンが危険な仕事を受けてきたことでついに我慢の限界になり――
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面白かった
両片想いを隠しての魔力交換かと思ってたら最初は2人とも無自覚というか、意識的に気持ちから目を逸らしてる感じで、このすれ違いにジレジレしました。
ヒロインが仕送りのために心身を削ってる様が痛々しかったけど、そこにも事件が絡んでていて展開にドキドキしました。
すぐに助けられたとはいえ、ヒロインが物理的にも何回も痛い目に遭ってるのがお気の毒。
悪役同僚女性への制裁がちと生温く感じました。
ヒロインはリアリスト!
魔法使いの特化型のヒロインと万能型のヒーローの身分違いの一風変わった恋のお話。
ヒロインがリアリストで経済的自立をモットーにバリバリ働き糖度は低めかな。ある理由があるとはいえ、身体に支障をきたしても、食費を削ってまでお金に執着し、お金を稼ぐためにヒーローを使って魔力を調達するのはうーん、と思う。まぁ、裏には恋心があるんですけど。ヒロインからはどうもお金、お金、と聞こえて、ロマンチックな感じには浸れないかな。