あらすじ
切断された二本の指がクランベリーソーダに沈められていた。
如月塔子は被害者救出に奔走するも、嘲笑うかのように犯人は遺体の在り処を告げる。
だが、なぜか遺体からは親指だけが見つからず、代わりに警察に対する異様な音声メッセージが残されていた。
犯人の恐ろしい狙いとは。
息もつかせぬノンストップミステリ!
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
今回の動機も復讐で劇場型犯罪ではあるのだけれど、犯人が今までで一番自暴自棄というところにハラハラしました。
目的が果たせるなら自分はどうなってもいい、そんな無敵の人には捜査一課も手こずります。でも犯人の目星は着く…様子がおかしいから。これまでの傾向で、必ずどこかに出てきてる人だと思って読むようになりました(名前に恥じないようにがんばる)。
殺人分析班シリーズの犯人たちってわりと爆破しがちな気がするけどそういうもの??
カーチェイス、犯人のランドクルーザーに覆面パトカーぶつけるなんて如月さんやるなぁ。相手は頑丈なので接触したまま幅寄せされてたけど。そしてヘリコプターでトクさんや尾留川さんたち登場。大掛かりでした。
それにしても、鷹野vs河上気になる……如月さんの朴念仁!とツッコんだのも束の間、河上さんぐいぐいくるやん……如月さんそれ猫じゃないよ……えっ鷹野さん牽制しにいくんだ、しかも風景撮りまくりつつ写ってしまうものはしょうがない、って。。
トレンディドラマ脳じゃなくともこれはそうでしょう。如月さんが鷹野さんにドギマギするみたいな描写見なくなったなと思ってたらこっちかぁ。ドラマ完走済なので、バディの行く末薄っすら知ってるとちょっと切ない…
Posted by ブクログ
序盤、神谷と塔子が話をするあたりで、今回こそは鷹野の元相棒・沢木、もしくは塔子の父絡みの事件を期待……と思っていたのですが、まさかの肩透かし。あの思わせぶりな場面はなんだったのだろう……
まぁ、そこは私が勝手に期待して落胆してるだけなので仕方ないのですが、今回の事件は「鷹の砦」での緊張感や変化に富んだ展開、派手なバトル場面に比べると、どうしても地味な印象を受けました。捜査の流れもスムーズに進みすぎた印象もあって、自分の感情の上下動(驚きとか)があまりなかったように思います。
ただ、シリーズが進んで登場人物の個性が確立されてきたからか、キャラ同士の掛け合いがちょっと面白い感じになってきたかも。そのうち事件性のないスピンオフ的な話なども読んでみたい気がします。