あらすじ
2021年1月20日(水)よりTVアニメ「キムラック編」放送開始!
シリーズ累計1400万部(電子含む)を超える原作最新刊!
無謀編と第一部を繋げる、書き下ろし長編!
【あらすじ】
大陸魔術士同盟トトカンタ支部。その受付で新入り司書官はくすぶっていた。落ちこぼれ魔術士・ハーティアの人生は終わったはずだった。だが、捜査官殺しの犯人探しを依頼されたことで状況は一変。派遣警察の訓練生・コンスタンス、謎の執事・キースと共に王都での捜査が始まる。《騎士団》や《貴族連盟》の関与、《ヴァンパイア》の襲撃、そして《はぐれ魔術士(オーフェン)》との邂逅。絡み合う運命の交錯が今、来たる世界への扉を開ける!
「全部失って、ひとりでやってくんだ」
「無謀編」と第1部「我が呼び声に応えよ獣」を繋げる、書き下ろし長編!
著者について
●秋田禎信
1973年東京都生まれ。1991年『ひとつ火の粉の雪の中』で第3回ファンタジア長編小説大賞準入選を受賞し、作家デビュー。一般文芸、アニメノベライズ、ゲーム脚本などにも活躍の場を広げている。2019年に本シリーズが25周年を迎えた。
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Posted by ブクログ
オーフェンの第一部開始までの時間軸を描く第二弾。
主役はコミクロンに続いてハーティア。そこにコギーとキースまで巻き込んで一気に無謀篇の空気に。
コミクロンについて掘り下げた前作とは変わって、これぞ無謀篇とはぐれ旅の融合といった今作。
ハーティア、コンスタンス、キース、マリアベル、ケシオン、岬の楼閣と濃いキャラ大集合。バトル、ナンセンスギャグ、心の実在と幅広く網羅する秋田先生の無茶なキャラを崩さずにシリアスへと取り込んだストーリーの巧さが光る。
隙間編というコンセプトの通り、無謀編時点でのハーティアはなんであんなになっていたのか、トトカンタが戦場になったときになんであんなことするに至ったのか、という部分をつなぐお話。
と同時に、オーフェン最大の謎だったキース・ロイヤルの正体が明らかになる一冊です。
執事対決の最終戦がクイズなの、ギャグであると同時に、よりケシオンそのものに近くより白魔術の深淵にあれば正解が出せるというわけで設定ともかみ合っていて非常に高度。
しかしキースの正体に答えが出てしまうと、オーフェンという物語が一つ完結してしまった気がする。二十年来の謎が解けた快感もありつつ、とても寂しい。