【感想・ネタバレ】新版 数学プレイ・マップのレビュー

あらすじ

「マップとは言っても、国土地理院のような権威はない。ところどころの案内、それも案内人の勝手で連れて行かれる程度の、気ままな地図だ。そこで勝手に遊んで、そして自分の地図を、これまた勝手に作る、それでよいと思う。」(「あとがき」より)。3次曲線、群論、関数、位相解析、集合等を難易もさまざま、趣向もさまざまで遊び尽くすー刀斎流数学ワールド。30歳で執筆した幻の論考「微積分の七不思議」や壮大な数学の歴史をすっきり簡潔に素描した「数学の大いなる流れ」他全5編を増補した新版。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「プレイ・マップ」とあるとおり、深入りしない内容だが、もちろん数学の高級なところが、どれくらい難しそうなのか、ということをしっかり伝えている。このころから「圏論」の話題を一刀斎が取り上げていたことに驚いた。

0
2020年10月04日

Posted by ブクログ

数セミに連載された本書タイトルの記事を集めた第I部と、他の媒体に出た5本の論文(エッセイ)を載せた第II部から成る構成だが、第II部が圧倒的に面白い。数学者の頭の中を垣間見た気持ちにさせる箇所があるし、旧制高校や大学紛争時代を生きた人たちの大人なセンスが堪能出来る。この人の文章は明快で迷いが無い。こういう先生が大学から居なくなって久しいような気がする。

0
2025年04月18日

「学術・語学」ランキング