あらすじ
どんなときも口紅を欠かさなかった母、デパートの宣伝部時代に出会った篠山紀信など、著者ならではの鋭い観察眼で人々との思い出を綴った、初期傑作エッセイ集。『ラブ・イズ・ザ・ベスト』を改題。
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Posted by ブクログ
どこのうちも 娘や息子を育てるの 大変だなあ!
でも うまくいかないみたいだけど なんとかなってる。 それをあったかい気持ちで見ている。
お母さんが病気のアンジェリカさんはたいへんだなあ!
でもそんな部屋に 人呼んじゃうんだね。
孤独なんだね。
できの悪い子がなんとかなってる話し
読んでてホッとしますねえ。
うちの孫もなんとかなるといいなあ!
スカートはけって歩きなさい の先生は わたしが高校生だった時の先生にそっくりです。
あの時代にいた先生なんですね。
どんなお話しを書いても 自分の目でちゃんと見てるところが偉い!
いい本でした。
Posted by ブクログ
絵本のような想像の世界にいるような登場人物たち
クセのオンパレードな訳ですが、
昭和の時代にはそういう人たちが私の周りにもたくさんいたなぁ。
なんて、昔を懐かしんだ本。
クセ強人物はどの方も、佐野洋子さんの書く文章により、温かく、人間らしく、生々しく、泥臭く、
良い味に変容され、
一度会ってみたいなぁ。と感じさせてくれます。
佐野洋子という人を知れて、佐野洋子に興味が湧いた。
Posted by ブクログ
"「もうわかんなくなっちゃった。子供に申し訳ないって思うのがいけないんだって。堂々としていなさいって。堂々となんかできないわ。きっと私の事憎んでいるのね」"(p.31)
"いろんな大人のなり方がある。という事に私達は何年かがかりで納得するようになった。教育を受ける事と成長するという事が別なことだという事もわかりかけて来た。"(p.33)
"ここのうちは夕ごはんの時、誰もお父さんをこわがったりはしないのだ。
変な家だなぁ、でも変な家の方がいいなあと私は思った。"(p.76)