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アーサー卿がまだ33歳だったのは驚き。
エルフになれば後悔や苦痛から逃れられるだろうと思うアーサー。そんなわけ無いのに。エドガー達ヴァンパイアも、後悔苦しみを抱えながら何百年も生きている。
Posted by ブクログ
ケイトリンについて『春の夢』で語られていたのを、とあるブログに指摘されるまで忘れていた。ダメな読者だと痛感する。
連載中も衝撃を受けたセリフ、「生まれた娘たちは夫の子か息子の子かわかりません」
人間をやめたくなるのも無理はない。上流と下流の女性の格差がしっかり描かれている。
しっかりといえば、一族に迎え入れられるまでの過程がここまで丁寧に描かれたキャラクターはアーサーが初めてだろう。
『小鳥の巣』のマチアスがバンパネラ化していれば、不自由な足が治ったのでは、とよく囁かれ、自分も半ば信じていた。連載が再開される以前のある日、閃いた。『エディス』ではクエントン卿の頬の傷が治っていない。ということはマチアスの足もあのままだ。
ラスト、まさかのご長寿ジョン・オービン! 帽子と眼鏡と絆創膏の変装がなければ、アーサーの正体を見抜いていたのか?
Posted by ブクログ
アーサーの人物描写がまさしく一族に迎えるにぴったりで,そう思っていたらやっぱりの展開だった.1巻目から引き続いて少しの行き違いで運命が変わってしまった悲劇もうまく昇華して満足のいくラストになっている.
Posted by ブクログ
1巻の時点ではあまり気にならなかったが、2巻では線の太さが気になった。
というか、同じページ内でもぶっとい線と細い線が混在していて、なんか変。
コマごとに違う人が描いているのかと思ってしまうくらい。
時期によって絵柄が結構変わる作者なので、過渡期なのか。
おそらく手書きとデジタルの組み合わせがうまくいっていないのだと思うが。
そのせいでページ全体が窮屈な印象。
短いページ内に物語が凝縮されているのが萩尾マジックだったのが、逆になってしまっている。
と、正直に書いてしまったが、ところどころドキッとするくらい綺麗な絵もあるので、来年春からの再開も楽しみ。
これにて個人的萩尾月間はひと段落とし、今後は都度都度楽しむことにする。