【感想・ネタバレ】エクソダス―アメリカ国境の狂気と祈り―のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年07月05日

アメリカとの国境を越える、トランプ政権になり、大きな壁が立ちはだかる。野獣と呼ばれる列車に、飛び乗り、国境に向かう人々は、ホンジュラス、エルサルバドルのマラスという集団が国に影響を及ぼすところまで来ている。マラスに入らなければ殺すと脅され、一家を連れて逃げる。国境までの命懸けの逃避行。そこに同行した...続きを読む記者の目から見たレポートは、生々しい部分もある。色々、記者だからこそ言えないこともあるのかもしれないが、一日がどれだけスリリングなのか、そして、命を削る旅なのか、そのあたりももっともっと凄まじいものだったと想像する。深夜特急に感化された若かりし頃、思わずそのイメージで読んでしまったのが間違いだったかなとも反省。
メキシコとの国境にいくにあたって、こういう事実を知っているかどうか、非常に勉強になった。自分の目でもちょっとでも確かめてきたい。日本から遠い、そして想像つかない現実を、伝える本として読まれていくといいなと思った。

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