あらすじ
老後に必要なのは、お金ではありません。「筋肉」です。
日本人の平均寿命と健康寿命のギャップは男女とも約10年。
その10年間に、歩けなくなる、食べられなくなる、認知できなくなるなど、様々な問題が噴出する。
この10年を健やかに過ごすには、なにより「運動」と「栄養」と「筋肉」が大切になってくる。さらには「社会とのつながり」も重要だ。
本書は、最新の老年医学の知見と地域医療の経験から、誰にでもできる「人生ラスト10年の難問」の対処法をやさしく伝授する。
人生ラスト10年を乗り切るために——これからは、貯金ではなく「貯筋」!
「サルコペニア(筋肉量・筋力低下)」と「低栄養」を遠ざけて、どんどん外へ出ていこう!
【目次】
序章 グレート・ジャーニー
1章 人生ラスト10年問題
2章 サルコペニアに備えよう
3章 低栄養という壁
4章 筋肉はみんなの資産
5章 みんなで健康になろう
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
超高齢化社会が直面する人生100年難問をどの様に日本は乗り越えるのか。高齢になり足腰の筋力や機能低下(サルコペニア)を理解して、人生ラスト10年問題を低栄養から身を守りできればピンピンコロリで死にたいなと感じた。
Posted by ブクログ
筋力と老化の関係に言及した一冊。
以下メモ
筋力の低下→歩行速度の低下→外出意欲の低下→食欲の低下→栄養低下→筋力の低下のループ
早く歩く3分、ゆっくりとあるく3分を繰り返すを3回繰り返すだけも効果あり。
位置No. 75私はホモ・サピエンスが生き残ったのには、次の 3 つの画期があったと思っています。 1 集い、つながりたいという欲求が
ハイライト (黄)位置No. 782 真似ることができる。 3 情報、記憶、知識などを脳の外にオフロード
ハイライト (黄)位置No. 99つながって、ものを交換したがる人間の原初の性質を専門用語では「交易する性向」と言うそうです。
ハイライト (黄)位置No. 110母親と同様にその子犬をかわいらしいと受け止め、母親と感情を共有するようになるのです。この現象は「共同注意」と呼ばれ
ハイライト (黄)位置No. 130── ホモ・サピエンスの 3 つの画期の最後に「外的足場」をあげます。イギリスの認知哲学者アンディ・クラークの言葉を借りれば、人間は脳の外に道具や言語、貨幣、法律、道徳などによる「外的足場( External Scaffold)」をつくり、自分の脳が処理すべきことを外に出して、負荷を下げることで進化してきたの
ハイライト (黄)位置No. 248が医師として 30 年ほど多くの患者さんを見てきて、人の人生のラスト 10 年には、 3 つの節目があるとわかってきました。それは 1 歩けなくなるとき、 2 食べられなくなるとき、 3 認知できなくなるとき