【感想・ネタバレ】ソーシャル・スタートアップ――組織を成長させ、インパクトを最大化する5つの戦略のレビュー

あらすじ

善意とアイデアだけでは世界を変えられない。

教育格差の是正、テクノロジーによる医療問題の解決など、
大きなインパクトを生み出す社会起業に共通する特徴とは何か。
自身もソーシャルビジネスの立ち上げに悪戦苦闘した著者が、
社会起業家など100人近くの関係者への聞き取りから見いだした戦略を紐解く。

ソーシャル・ビジネスに変革を起こしたリーダーも推薦!
ウェンディ・コップ(ティーチ・フォー・アメリカ創設者)
ムハンマド・ユヌス(ノーベル平和賞受賞者)

【社会課題解決に必要な5つの戦略】
①アイデアをテストする
②インパクトを測定する
③実験的な資金調達を行う
④共同でリーダーシップをとる
⑤魅力的なストーリーを語る

【豊富な事例】
教育、医療、コミュニティ、貧困問題など、
様々な社会課題解決に奔走する当事者たちのリアルな言葉が、
数多く収録されている。

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Posted by ブクログ

プロジェクトに関わる全ステークホルダーの簡単なリストを作ることから始める。

透明性は信用を高める。失敗談を明かすことで、我々の経験に関する考えをオープンな対話に基づいて共有できる

非営利組織にとって、最も効果的なのは、数値データに関する指標と受益者の調査などを通じた定性的評価を組み合わせたもの

変化の理論とは組織のビジョンとプログラムの因果関係を示し、成功するためにはきっと生じるはずの中間的なアウトカムと前提を詳述する。

社会起業家の多くは、インパクトと利益の最大化の緊張関係に警鐘を鳴らす。ハイブリッド企業は、ミッション離れを導く可能性が高い。



各プログラムにおいて、人々が最も知りたい2つ3つの指標に絞り込むことが大切。データにストーリーを語らせる。

変化の手順は、1目標と前提の特定、2逆算したマッピング、3介入手段の特定、4指標の作成、5図表の作成、6ダッシュボードの作成

クリーミング効果→データの見栄えを良くするために、手の届きやすい人たちを対象にしがちな非営利組織の傾向。

規模の拡大ではなく、つながりの深さと介入の質
検討フェーズ、計画フェーズ、行動フェーズ、維持フェーズに分かれて中間アウトカムを作成する

多くの非営利組織は、収入の大半を慈善団体からの支援に頼り、予算に占める自己収益の割合はほんの8%というところからスタートするが、200万ドルを超える規模まで成長してる組織はその割合が増え、平均で30%に達している。

顧客獲得競争で非営利組織が非常に有利な部分は、価格競争を仕掛けられること

融資ベースにしてサービスを提供する

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2020年12月11日

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