【感想・ネタバレ】全店舗閉店して会社を清算することにしました。のレビュー

あらすじ

―決断に迷う全ての人へ―
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2児の父として、経営者として、困難な選択を迫られた著者は、
経営していた飲食店5店舗の閉店を決め、会社の清算もした。

その決断の背景と、これからのこと。

<目次>
■第一章
創業からコロナ襲来まで【創業〜2019 年末】

■第二章
コロナ影響開始〜閉店決断【2019 年 12 月〜4 月】

■第三章
会社清算開始〜「決断」の 反響【2020 年 4 月〜5 月】

■第四章
全店舗閉店後〜これからの挑戦【2020年5月以降】

■第五章
全店舗閉店の経営者が今だからこそ伝えられること

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Posted by ブクログ

■全店舗閉店して会社を生産することにしました。
〜コロナで全店舗閉店、事業清算、再出発を選んだ社長の話〜
著 : 福井寿和

◎所感
福井氏は、飲食店を5店舗経営していたが、2020年5月上旬に倒産することを決めた。
これの本では、福井氏が会社を設立しようと思う前のお話〜コロナが始まり売上が落ち始める〜会社を清算するための様々な苦悩・葛藤が数値付きで生々しく書かれている。
福井氏は、会社に体力があるうちに倒産を決意した。それは従業員に十分な手当を払って倒産し、不動産や銀行などの取引先への被害も最小限に抑える英断だった。
この本は悲観的に終わる本ではなく、早く見切りをつけたからこそできたこと、倒産は悪ではなく一つの手段であることを語っている。
コロナ時代を表現した歴史に残る本だと思う。
福井氏が倒産を決めてから1年以上経っているが、コロナウイルスは未だ終息の目処が立つどころか拡大している。これは誰も予測できなかったことだ。倒産を経験しても、だからこそ前向きに次のステップに進んでいる福井氏の姿は、現在の多くの飲食店経営者の励みになると思った。 

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2021年08月01日

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