【感想・ネタバレ】学校制服とは何か その歴史と思想のレビュー

あらすじ

制服は「管理」の象徴か? 学校の「個性」か? かつて生徒は校則に反発し服装の自由を求めてきた。だが昨今では、私服の高校が制服を導入するなど、生徒側が自ら管理を求める風潮もある。時代と共に変わる「学校制服」の水脈をたどり、現代日本の実相を描く。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

学校制服のデザインを変えずとも、撥水や防臭効果を施すケースもあり、こちらのほうが制服の変更を進めやすい。
制服自由化も制服着用も一枚岩ではなく、様々な理由からとん挫するケースがある。
また、制服自由化を行っていても、学力が落ちると帰属意識や一体感による復活をもくろみ、制服が復活する事例も。
特に、生徒においては3年間で入れ替わるため、次の学年へ引継ぎがうまく行われないと、改革が自然消滅するケースが多数。
詰襟やセーラーは性差をはっきりさせてしまうため、抵抗が生まれやすくブレザー化の流れとなっている。
上から下まで整った服装というものは、学校がしっかり指導を行っているという地域への説明となりうる。よって、制服のあり方は地域社会のまなざしとともに考えなければならない課題である。

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2023年08月22日

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