あらすじ
「追うべきは、時代の変化ではない。顧客の変化である」
P&G ヘンケル ワールド マクドナルド ファミリーマートなど「V字回復請負人」足立光と、P&G ロート製薬 ロクシタン スマートニュースなど手がけたブランドを次々№1に導く西口一希、日本最強のマーケター2人が語る、これからのマーケティング戦略
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Posted by ブクログ
マーケティングの実践的かつ本質的なヒントが満載。さすがはP&Gマフィアの二人。コトラーの理論的枠組みにおける問題点、現場で陥りがちな問題点、それらを40の論点としてそれぞれを解説。いずれにせよ、最も重要なことは「顧客志向」であること。それがマーケティングであるということだ。
Posted by ブクログ
コロナ禍を経て、マーケターは何を考えなければならないのか。結局は今までと同じで、顧客視点を意識しなければならない。そして何より、事前の準備(チャンスに対する嗅覚を研ぎ澄ましておかないとできないけれど)が必要になる。これからの仕事でも当たり前のように意識しておきたい。
Posted by ブクログ
アフターコロナは全然関係ない。
網羅的ではない二人のマーケ論を指南的に。
体系だっていなく、学術的ではないがさらりとヒントを拾える本。
Posted by ブクログ
まずコロナは常に起きている(た)変化が加速度的に進むきっかけになっただけで、顧客を起点に物事を考えていくことに変わりはない。40の論点に対してその回答を論じていく作品。想像上の平均化された存在しないペルソナに対して手を打っていくよりも一人ひとりの顧客に寄り添っていくこと(そこからなにかしらの丸められた示唆が得られる分にはよい)、それを通じて顧客に便益をもたらす、つまり買いたい理由を作ることが重要である。ただし顧客の言うことを愚直に聞くのは駄目である。なぜならば新しい価値は顧客が気づいていないことであり、それらからはイノベーションが産まれることはない。イノベーションはたとえばマクドナルドがAKB48をヒントにしたマクドナルド総選挙など異業種からもたらされることも多い。またロイヤル顧客過多ではなく新規顧客も含めたセグメント別のアプローチが必要である。その際には9セグマップが有効に働く。
昨今のマーケティングにおいて注力すべき点、とかく、顧客視点、商品の便益の追求、変化に対応可能な高速PDCA、クライシスマネジメントによるいざというときの初動(スタバの支払電子化対応)について学ぶことができる。