【感想・ネタバレ】国対委員長のレビュー

あらすじ

官邸から立法府をまもれ――。元自民党副総裁・山崎拓氏との特別対談収録。国会運営は、与野党の「国会対策委員会」(国対)という法的根拠のないシステムに依存している。事実上、与党と最大野党の、二人の国対委員長が特別な権限を持っているが、未だその実態については古い五五年体制の談合政治のようなイメージでしか捉えられていない。二〇一七年一〇月、史上初の野党第一党の女性国対委員長となった著者が野党をとりまとめ、時に与党と手を組んでも食い止めようとしたものは何だったのか。公文書の改竄・隠蔽が続き、官邸による「国会無力化計画」が進行したこの間の舞台裏を初めて明かす。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 「国対委員長」、この書名だから手に取った。
 本書を通じて国対委員長の仕事を理解するとともに、辻元氏の、国民のために、権力に対峙する立法府としての役割や野党の役割と真摯に向き合い行動する姿勢に触れることができた。
 国会の機能や政策をめぐる与野党の動き、特に若い人に読んでもらいたい一冊だ。
 公文書の隠蔽・改ざん、数字のウソ、官邸からの圧力、官邸主導人事など安倍政権の一強独裁、異常政権の一端も垣間見える。やれやれ…。

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2021年05月09日

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