あらすじ
その日、探偵ヴィッキーを訪ねてきた依頼人はふたり―
ひとりは聖歌歌手の少年。そして、もうひとりは血の匂いをほのかに漂わせた謎の男。
依頼は同じ、ある失踪した神父を捜しだすこと。
調査をはじめた彼の目前で、事件は起きた。
異形の猿人がおこなった狂気の犯行。頭部をねじ切られ、指を食いちぎられた無惨な死体。
この街があるかぎり、わたしは不死であり、無敵であり、この街を呪い続けるだろう―
“クトゥルフの呼び声”と名乗り、探偵の元に届けられた警告の手紙。
それは、快楽の街に君臨する大いなる犯罪者パパ・フラノへの挑戦なのか?
第2回日本SF新人賞受賞作「ペロー・ザ・キャット全仕事」と同様、
近未来フランスを舞台としたネオ・エンタテインメント。
※本作品は、「ボーイソプラノ」を加筆修正した新装版です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
内容が複雑めで、最初はちっとも理解できませんでしたが、繰り返して読んだらとっても面白いです。個性豊かなキャラクターみんな大好きです。とても面白くて、お勧めです!!
シモーヌとアンジェラとペローが特に好きです。
Posted by ブクログ
近未来のフランスが舞台。
片目のニヒルな探偵さんが主人公。
私は違和感なく読んだけど、ペロー・ザ・キャットの続編だったのですね^_^;
古本屋さんで題名買いしてしまったもので、下調べなしでした。
題名のボーイソプラノですが、そぉ〜〜んなには関係なかったかな^_^;
主人公はあくまで元警官だった探偵さん。
岩井俊二監督のフライド・ドラゴンフィッシュのトビオくんのお仕事、ご存知?
ボーイソプラノのアンジェロがこのトビオくんと同じ立場ってのがヒントです。
もうちょっとビビっときたらペロー・ザ・キャットも読もうって思うところなんだけど、正直、ちと惰性で読み切ったところがあったので、これでおわりにするかも・・時間があったら読もうかなって感じです。
でもね、読んでて映像が浮かんできたの・・映画を観ているような感覚・・
だけどぉ・・・勧善懲悪じゃないとこが、ストレート気質の私には不服でした(-_-)