あらすじ
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700名以上の繊細さんをカウンセリングしてきた著者と、138人の繊細さんが「こんなときどうする?」の知恵を持ち寄りました!
「繊細さん」とは、HSP(Highly Sensitive Person)に親しみをこめた呼び方。HSPとは、周囲の刺激に反応しやすく、まわりの気づかない小さなことにもよく気づく気質の人のことで、5人に1人いると言われています。
そんな繊細さんの日常で、シチュエーション別に、困った時にどんな対応をとったらいいのか、具体的な言い回しや体験談を集めた本が本書です。
たとえばこんなとき、繊細さんはこんなふうに乗り切った!
●「一度にあれもこれもと頼まれてパニックになりそう!」
大きめの付箋紙に優先順位をつけて書き出しPCに張り付けて、終わったら線で消します。まわりにも状況が伝わるのでおすすめです。(むーさん)
●「上手に仕事を断るにはどうしたらいい?」
「課長がいいって言ったらやりますよ」など上司を盾にします。(高田さん)
「今、これを優先しなければならないけど、急ぎですか?」とたずねてみた。わりと回避できた。(まさん)
●「事故や事件のニュースを見ると落ち込んでしまいます」
字幕にする。(なつみさん)
ペットの猫に話しかけます。痛いね。しんどいねって話しかけていると、猫がかわいいのでそのうち気が紛れます。(あおさん)
コツを知るだけで乗り切れることがことが、たくさんあります!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「あるある」な悩みが揃い踏み。
実際に繊細さんが実践しているハックや経験談が載っていてとても参考になる。
「どうしようもない」と思っていたことが「そうでもないらしい」ということが分かっていい勉強になった。
これまでよりも少し生きやすくなりそう。
Posted by ブクログ
自分はHSPという自覚があり、繊細なのは自分だけなのかなと悩んでいたけど、この本を読んで沢山の繊細さんのコメントが見れて「自分だけじゃないんだな」って思えて自分のことを肯定することが出来た。
Posted by ブクログ
「繊細さんの本」を読んで、大いに共感し、武田さんの書いた別の本を読んでみようと思い、本書を購入しました。人間関係、仕事、日々の悩みなど、こういう場面ではどう考え、行動したらいいか、HSPの人の実践アドバイスも含め、具体的に書かれています。特に印象的だったのが、自分に自信が持てないという悩みに対して、自信には、自己肯定感と自己効力感があり、自己効力感をいくら高めても、自己肯定感がないと、安心できないというところです。仕事に置き換えると、仕事が上手くいって入れば調子がいいが、仕事が上手くいかないと落ち込んでしまうということです。自分も最近、職場の人から結構キツイ口調でいろいろ言われて、心をカミソリでエグられた気分になり、仕事を辞めたくなりました。今は、相手の感情を直接受け止めないようにしています。これからは、何かが上手くいってもいってなくても、自分は自分でいいんだという自己肯定感を強くしていこうと思いました。自分は繊細すぎるのではないかと少しでも感じている人におすすめです。
Posted by ブクログ
繊細さんのおもっていること、半分以上は自分自身の中にあって時々表にでてくるような気がします。
それは嫌なことだったり、やっかいなことだったり、避けようとしても避けられなかったりして。
理屈ではない心のおもいを整理するのが、繊細さんの知恵袋だと思いました。
気になったことは次です。
・繊細さは生まれもった気質であり、生まれつき繊細な人がいることがわかってきたのです。
・繊細さんの4つの性質 ①深く考える、②過剰に刺激を受けやすい、③感情反応が強く、共感力が強い、④些細な刺激を察知する。
・繊細さんが元気に生きる3つのポイント ①自分の繊細さを大切にする、②本音と感性を大切にする、③自分にあう環境を選ぶ
・友達と付き合う ①一緒に過ごせる時間を知っておく、②一人の時間をとって休むとラクに
対面ではなく、横並びで座る
相手から意識を話す時間を作る
・いつも落ち込むような言葉をかけてくる人からはできるだけ距離をとり、一緒にいて元気な人、勇気づけしてくれる人といるようにする
・繊細さんは、聞き上手、愚痴や不満を避けるには
①話題を変える
②しんどい気持ちを伝える
③まとめてしまう。⇒いろいろ難しいですよね。大変なんでね、ゆっくり休んでね。
④アドバイスする
⑤時間を区切る
⑥物理的に逃げる
・イライラしたら、「~すべき」より、自分の「~したい」を大切にする。自分を主語にする。
・つかれたら、①自分にもうちょっと休んでもいいよと、自分に許可をだす ②気持ちを仕事からオフにする、頭を使わない ③外にでて散歩してみる、トイレに立つ
・いやなことに対しては、「軽く」「明るく」断る
・いやなことを忘れるには、①ノートに書く、②誰かと会話する、③自分のために贅沢な時間をもつ
・自分に自信がもてなくなったら、①好きなことに時間をつかう ②ほめられたこと感謝されたことを思い出す ③心から楽しいことをする
・苦手な相手には、①「相手をきらいになってもいい」と自分を許す。②挨拶はするけど、自分からは話しかけない ③自分が主導権をとる、相手にふりまわされない
・繊細さんの気の合う仲間とは、①心の感覚を大切にする ②説明なしにわかってもらえる
・お願いは、①頼っても大丈夫、助けてといったら誰かが助けてくれる、②ダメだったら、相手も断ってくる、
・本音を大切に、信頼している相手だったら、行ってみる。信頼できない相手や、伝えたくない相手には言わない。でいい。
・仕事でパニックになったら、整理してひとつひとつやっていく、スタイルに持ち込む
・フォローばかりで自分の仕事がはかどらないときは、①手を動かさず、どうおもう?、②思い切って手放してみる、③フォローしきれないものは拾いにいかない
・だれかが起こられていたら、①いやだったら、席をたつ、②怒られた人に大丈夫、自分の心も立て直す、③怒られた本人にダメージないと信じる。
・上司や同僚が不機嫌なら、①その場から離れる、②接触をへらす、チャット・メールにする、③相手の機嫌は自分のせいではない ⇒自分と相手の感情を切り離す
・まわりから見られていると思われたら、①自分のテリトリをつくる、②必要最低限のものだけを視界にいれる、③上司、先輩に相談する
・やって当たり前の雰囲気から ①自分の状況を伝えてみる、②ギブアンドテイクにもちこむ、③仕事見える化して上司と相談
・指示出し苦手、①指示は命令ではなく、役割分担のツール
・仕事を断るには、①今やっている仕事が終わってからでもいいですか、②すぐに着手することが難しいです、③スピード重視でやるので、6割のできでもいいですか。
繊細さんのいいところ
・資料を細かくよめる。相手のごまかしたいポイントがわかる
・困っている人をさりげなくフォロー
・繊細さんの5つの力 ①感じる力 ②直観力 ③考える力 ④表現力 ⑤良心の力
・繊細さんのこまやかな感性が、豊かな表現へとつながっている
結論 自分は自分でいいんだ ①想い:やりたいこと、いいと思えること ②強み:得意なこと ③環境:自分が満たされる条件
もくじは以下です。
はじめに
小さなことが気になって、困っていませんか
序章 「繊細さん」が人間関係も仕事もラクになるこつ
第1章 人間関係で悩んだときの知恵袋
第2章 仕事で悩んだときの知恵袋
第3章 日々の悩みを解決する知恵袋
第4章「繊細さん」の素敵なところを活かす知恵袋
Posted by ブクログ
■仕事を頼まれたら…
□すぐに着手することが難しいので、今の仕事が終わってからでも良いでしょうか?
□今、これを優先にしなければいけないけど、急ぎですか?
■苦手な人とは…
□愛想を良くしなくていい。距離を置く。
□相手を嫌いになってもいい。挨拶はしても、自分から話しかけない。
■愚痴や不満を言う人との付き合い方…
□そうなんだ、とか共感しなくていい。スルーする。
□物理的に離れていい。
Posted by ブクログ
「自分が感じることは、どこかおかしいのではないか」と自分の感覚を信じきれずにいると、イヤなことがやつらいことがあったとき、「自分が弱いからいけないんだ」「気にしすぎる性格を直さなきゃ」など、自分を責める方向に進んでしまう。自分がどう思うかではなく、まわりの人がどう思うかを基準にしてしまう、といったことも起こりやすくなる。
どんなにまわりとちがっても、自分が感じたことは、自分にとって本当のこと。本音と感性に耳を澄ませ、「私はこう思う」「こう感じる」と、まずは自分自身で受け止めていくことが必要。
強みは自分の意思に基づいて使わねばなりません。
「頭」は理性の場で、なんでもコントロールしたがる傾向にあり「〜すべき」「〜してはいけない」という言い方をする。「心」は感情や欲求、感覚(直観)の場であり、「今・ここ」に焦点をあてて「〜したい」「〜したくない」「好き」「嫌い」などの言葉を使う。「心」と「身体」は一心同体につながっていて、頭が心に対してフタをしてしまうと、頭に聞き入れられなかった心の声が症状として身体に表れる。
自分の本音を叶えてあげよう。
世の中「助けてほしい」と頼めば、誰かが助けてくれるもの。1人で乗り切ろとしなくても大丈夫。今迷っているなら、そのまま「こういうことで迷ってます」と相手に投げかけて。
「頼むところまでが自分の領域」「引き受けるかどうかは相手の判断」と切り分ける。
「頼っても大丈夫」と「ダメだったら断ってくれるだろう」。この2つの感覚が育つと、「頼む」という行為が大事ではなくなり、軽やかなものになる。頼り・頼られるって、迷惑をかける・かけられるという利害の話ではなくて、「まわりの人と一緒に生きていく」ということ。
「1つも失敗せず、すべてスムーズに進むこと」を目指さなくてもいい。
1.想い やりたいこと、いいなと思えること
2.強み 得意なこと
3.環境 職場環境や労働条件
これらが満たされるところに、幸せに働ける仕事=適職
自分のためにただ感じる時間や楽しむ時間を、どうぞ大切にしてください。感じる時間を大切にすることで、生きる喜びが開花きます。
「これならできるかも」と思えるものを、言ってみたり、やってみたり。その先にあるのは、まわりへの信頼と自分への信頼です。
Posted by ブクログ
仕事や日々の悩みにぶち当たったとき、HSP気質の方々はどう乗り切っているのかをイラストと一緒に読みやすく書かれたヒント集。武田先生のアドバイスも掲載。
以前読んだ繊細さんのマンガで、自分の本音を大切にすることを学んだ。
今回の本は実用的な内容が多く、これは!と思ったものはすぐに実践できるところがよかった。
●仕事上の指示は「役割分担する」気持ちで。
相手の好きな(得意な)業務、苦手な業務を聞いてみる(早速、ミーティングで聞けたぞ!)
●大勢集まる職場の飲み会での過ごし方(来月の飲み会はのんびり過ごすぞ〜)
●自己肯定感と自己効力感の違い(自信を持てるために今までしていたことは、ちょっと的外れだったかも…)
以上のことが特に役立った。
あと、話が面白いってよく言われるのは(自覚なし)感じる力が強いからなのかな???と気づいたのも意外な発見だった。
Posted by ブクログ
日頃からのんびりする時間が好きでしたが、若いのに勿体ない!と言われたことがあり、私は無駄にしてるのかぁ〜とずっとその言葉が刺さっていました。
しかしHSPを知って繊細さゆえにその時間を楽しめていたし、どんな些細なことも楽しく出来ているんだなとちょっと嬉しくなりました。
仕事でも悩むことがたくさんありましたが、この本の3章4章はとてもためになりました!
Posted by ブクログ
何でも人に伝えるのは難しい。相手が気分を悪くしないか、伝え方はこれで良かったのかと。上手く伝えられたと思っても、理解してもらえて無かったり。本に書かれている人はまずは伝える勇気がある。それが出来ないから人は悩むんだよね。
Posted by ブクログ
以前の私にはあるあるの話がたくさんあった。何で今はここから分離できたのか?恐らく限界まで頑張って体調不良になった事、年を取って断る力が身についてきた事かな。
「嫌なことがあった時ノート&自分の復活リスト」は敏感な娘達にも活用できそうで、是非今後一緒にやっていきたいと思う。
適職の3条件、も2頁くらいのボリュームだったが
正に今考えてる所なので役に立った。
思い出した本→勝間さん「断る力」、アドラー関連の「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」
調べたくなった事→質問力、人の話を聞く仕事
Posted by ブクログ
自分は繊細さんでは全くなく、繊細さんの気持ちを知る為にこの本を手に取ったが、自分の感覚を受け入れてあげること、育ててあげることの大切さを学ぶ
・楽しんだり、悩んだりする時間を大切にして良い
・直感を大切にすることは自分の本音を大切にすること
・他社視点を置いて、自分の思うこととをありのまま表現すること→自分の気持ちや考えの存在を認めていく行為
Posted by ブクログ
どんな場面で悩んだり、苦しかったり、しんどくなったりしてるかなっていうのを場面ごとに対策方法も含めて紹介してくれる本。
「こうしなきゃ」とか「こうあるべき」みたいな、凝り固まった考え方だと、ずっと人の目をみたり周りの反応をみながら自分を抑え込んでしまう。
自分を抑え込むほうが、その場はラクだったりもするけど、時間が経っていくほど、虚しくなったりもする。
簡単に職場変えたりできないにしても、パソコンのモニターを高くして周りの視線を少し遮ったり、あえて伊達メガネをかけて自分から見える視野をすこし狭めるとかって工夫もできる。
自分の本音に向き合って、自分のことを一番の親友みたいに大切な人として扱っていこう!
Posted by ブクログ
初めて?HSPについての本をちゃんと読んだかな?
自分が鬱になって悩んでいて、少しずつ解決・向き合い中のものばかりだった。
私も鬱になる前に自分と向き合って対処できたら生きやすく倒れなかったかもしれない。
認知行動療法で沢山のことを学べているのでこう言う類の本はそこまで読まなくて良さそうだ。
◉良いと思った箇所
・繊細さんと非繊細さんの違いをきちんと理解する
・〜しなければではなく、〜したい。本当の本音はどこ?自分の外側、繕いではなく中身を自分自身で理解して汲み取る。
・イライラしたら手を止めて、自分の〜したいを叶える。気持ちが落ち着いたら相手と話す。
Posted by ブクログ
自分もしかして繊細さん?と思い手に取った
読んでみると当てはまる部分もあれば当てはまらない部分もある。違うのかな?
でも当てはまる部分だけ読んでみて書いてあることは参考にはなった。
自分は自分のままでいいと受け入れる、今の自分にはできてない気がする
Posted by ブクログ
当たり前だけど、同じ著者の他の本当に通ってるので新しい情報はなかった印象。
ただ、具体的な事例がたくさんあるので、アクションイメージがしやすいとおもう。
Posted by ブクログ
シリーズ最初の「繊細さんの本」ほどのインパクトは感じずに読みました。世の中の繊細さんの対処事例が豊富に掲載されていて、困ったときの対処として参考になりつつも、文章としては散漫な印象もあり、ちょっと読みづらいな、と感じてしまいました。おそらくその構成のせいではないかと。。。
Posted by ブクログ
やることに追われていっぱいいっぱいになると持ち前の「繊細さん」を発揮する私。
あらかじめ、こういう時にはこういう方法もあると知っておくだけでスムーズに行くこともあるだろうと本書を手に取った。
沢山の人の困りごと解決パターンが知れて参考になったのかならなかったのか、といった感じ。
その中でも響いたのは以下二点。
いやだ、辛いといった本音をふだんから大切にするとひどく落ち込むことも減っていくこと。
どうしても落ち込んだ時は分析していつものパターンだとわかれば自分の状態を客観視でき、気持ちも少し落ち着くこと。
自分の気質を知ることで視点が変わるということは大事だ。
心が落ち着いている時には頭で理解して冷静でいられるんだけどなぁ。
どうしても落ち込んでしまう時も、それはそれで受け入れて自分で自分を認めてあげるってところでしょうか。
Posted by ブクログ
★★★☆☆ 「知恵袋」というだけあって、1つの問いに対して3つの回答が書かれており、人によっていろいろな対策の仕方があることを知ることができるのは、行き詰まっている人にとって有効だと思う。「繊細さん」が困ったなと思っているときって概して視野が狭くなっていると思うので(自分の経験から)。
Posted by ブクログ
「他の人ってどうしてるのかな?」という軽い気持ちで読んでみたのでその点はまあまあ。
参考にしよう!と思っているとうーん??という感じ。
一口に『繊細さん』といっても悩みも心地よい感覚もやっぱり人それぞれ。
読んでいて一番大切なのは『環境』だと感じた。
「とはいっても…」と思うのは、自分の置かれた環境・状況・考え方に問題がある気がする。
理解を得るにしろ、自分のペースを保つにしろ、それができる環境でなければ始まらない。
できないなら出て行くことも考えなければ。
これはHSPもそうじゃない人も関係ない真実だと思うし、人一倍環境に左右される体質ならば人一倍大事。
まずは自分の気持ちとニーズを書き出すなりして確かめることだと思う。
馬鹿馬鹿しくても「自分の取説」を細か〜く書くくらいのことはしてもいいなと思うこの頃。
Posted by ブクログ
以前読んだ「繊細さん」の本のおまけみたいな感じ。
ちょっとした指摘に落ち込んでしまう時
・言われた時の自分の感情に耳を澄ませること「あれは嫌だったなあ」と言う。感情に「そうだよね、嫌だったよね」と頷いてあげる。
・「相手はこう言ったけど、それって本当?」と相手の言葉に「?」をつけてみる。(ストレートに入ってこないようにする)
自己肯定感:「私は私でいいんだ」と自分を肯定する気持ち
自己効力感:「私には〇〇をやる力がある」というもの
「〜すべき」という思考ではなく、「〜したい」という本音を大切にする。