あらすじ
主に石斧を使って古代の丸木舟や小屋を造る「縄文大工」。大航海が行われた3万年前に船を造り台湾から沖縄まで走らせた記録、工夫に溢れた住居の復元などから新たな縄文人像を探る。
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Posted by ブクログ
<目次>
第1章 縄文大工になったわけ
第2章 能登に縄文小屋を建てる
第3章 三万年前の丸木舟で大航海
第4章 縄文暮らしから生まれた哲学
<内容>
宮大工から石斧を用いて木を倒し、家を建てた。縄文時代というありがちな、竪穴住居の発想を疑問視し、住みやすい環境と当時からできる技術で、縄文小屋を建てた(天井があり、室内は盛り土がされ、下壁は土、切妻の斬新な構造。また石斧だけで、木を倒し、木を割り、木を削って丸木舟を作り、台湾から黒潮を超えて与那国島まで航海に耐える船に仕上げた。第4章は重要で、現在の文明への疑問と、自らの「エコ」な生活=SDG'S(持続可能な)生活の実践と哲学が語られる。