【感想・ネタバレ】復職後再発率ゼロの心療内科の先生に「薬に頼らず、うつを治す方法」を聞いてみましたのレビュー

あらすじ

こころの病気は誰にでも起こりうること。それはあなた自身にも、あなたの周りにいる大切な人たちにもです。

本書で繰り広げられるのは、ひょんなことから心療内科のクリニックを受診することとなった27歳の女性が、「こころの病気」や「うつ病」、「いかに、うつを治すか」などについて学びながら回復していくプロセスを、わかりやすくリアルに伝える物語。
病気への理解をはじめ、医学的見地にもとづいた呼吸法、生活指導、認知行動療法などを通じて、「薬に頼らず、うつを治す」方法を知ることができます。

実際に、著者の亀廣先生のクリニックでは、うつ病の再発率の全国平均が47%となっているなか、これまで1800人以上の復職を実現し、再発率0%を続けています。

物語のなかで、先生は教えてくれます。
・薬が効くのは、抑うつ症状のうち1種類だけ
・よいストレス、悪いストレスがある
・マインドフルネスで「今、ここ」に集中する
・コーピングで自分の対処法を見つける
・「概日リズム」を整えよう

先生と主人公との対話形式で、わかりやすく「うつの治療」を学べる画期的な本!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

患者と先生のストーリーで話が進むので、とても読みやすかった。長年メンタルの薬を服薬しているが、減薬で体調悪化したり、断薬して妊娠出産後、また再発して結局は薬を服薬することになったり。その薬を断つ勇気がなかなか持てずにいるのは確かだが、薬なしで再発せずに生活できたらという思いもある。並大抵なことではなさそうなので、亀仙人のクリニックを受診するか迷う。説明会だけでも出てみようかな。

0
2025年10月04日

Posted by ブクログ

医師が、メンタルケアのプロとタッグを組んで著した、フィクションではあるけれど実話を元にした解説書。

いわゆる「落込み」や抑うつ状態と呼ばれる状態を引き起こす病気は6種類もあり、抗うつ剤が効くのはそのうち1つ、大うつ病だけ。しかし、双極性障害のように、よく似た症状で誤診され、効かない薬を処方され続けるケースが多くあるという。

特に誤診の多い双極性障害は、脳神経系のバランスが狂うことで起こるというメカニズムが分かっているのだそうで、専門用語を交えつつも、その仕組みやバランスが崩れた時に起こる身体の不調と気分の変調などについて、素人にも分かるように説明されている。

目からうろこの発見があると同時に、治療法はとても地味で、日々の生活習慣の積み重ねが一番重要であることがよく分かる。

日々の不調は誰にでもある。
日常生活に支障をきたす、医師に助けを求める必要があるところまでいかなくとも、「しんどい」と感じる時がない人などいないだろう。
どういう時に、自分の身体の中で何が起きるのか、それによってどんな「しんどさ」が起こり、どうしたら軽減したり回避したりできるのか、、、そのメカニズムを少しでも知ることは、自身やひいては周りの人も含めた生きやすさや幸福度合いのアップに繋がるのではないかと思う。

ストレスのない人生などあり得ない。
でも、ちょっとした生活習慣を変える努力で、ココロや身体が壊れてしまわぬよう、少なくとも疲れている自分に気付けるようになることはとても大事。

自分だけでなく周りの人のためにも、知っていて損はない情報満載の一冊だった。

0
2024年12月16日

購入済み

すぐ読める

手軽に読めました。現代の精神科医療に疑問を持った人におすすめです。食事や、概日リズム、運動、考え方で、改善を図っていきます。家族のために参考になりましたし、効果がありました。

0
2020年10月24日

Posted by ブクログ

あくまで「薬を使わず」ではなく「薬に頼らず」であることは、著者の医師も意識していると思う。うつが最も悪い状態のときは薬を使うことが多いが、一方で薬のみではうつは良くなりきらないし、再発を繰り返すことは、私自身も経験している。薬のみに頼るのではなく、薬物治療と並行してこの本に書かれた睡眠・運動・食事といった生活改善を行い、またマインドフルネスや認知行動療法を行うことが、再発予防になることを改めて確認できた。



0
2025年03月05日

Posted by ブクログ

薬を使わない、根本的な治療について書かれている。現状の自分の服薬状況が本当に良いのか、考え直すきっかけになった。
簡単にできそうなところ(オレンジサングラス等)から取り入れていきたい。

0
2024年10月09日

Posted by ブクログ

うつまではいかなくても、気分が落ち込んだ時の対処法が何かあるのかなと期待して読んだ。
役に立ちそうなことが具体的に書いてあった。
とりあえずオレンジサングラス購入。

気分を上げるのではなく、ニュートラルを目指すこと。
自分はできると言う言葉ではなく、自分もわるくない。そんな発想にする。
肩の力が抜けていい感じ。

0
2022年12月03日

Posted by ブクログ

生活習慣を整えることで病気の予防にもなりそう。朝同じ時間に起きる、少しの時間を見つけて運動する、2日に1回は魚を食べる、湯船につかる、瞑想する(今、ここに集中する=マインドフルネス)、客観的に見て「本当にそうなのかな?」と立ち止まってみる(意外と大した事なかったり、大変でなかったりすることもある)、完璧主義を脱する、根拠のない悪い結果を想像しない、小さなミスを大きなミスと思い込んでいることに気づく…など、対話形式でとても丁寧にわかりやすく書いているので、読みやすい。しかしこれは自分が健康であるからすらすら読めて頭の中に入ってくるのであって、もしメンタルが参っている時であれば、本を手に取ることも難しいだろう。
睡眠と運動の大切さを改めて感じる。

0
2022年11月27日

購入済み

読みやすい

対話っぽく話が進んで行くので読みやすいです。読書が苦手という方も読めたと言ってたので、色んな人に読んで欲しい。鬱っぽくて悩んでいる身としてはこういうお医者さんに巡り会いたいなと心から思いました。

0
2020年11月29日

Posted by ブクログ

患者と先生が対話形式で進んでいく本書は薬なしで完治させるための方法を詰めた書である。これを機に、悩んでいる人は道標が少しでも見えるかもしれない

0
2025年05月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

休職からの回復にあたり、薬を飲む以外で何をすれば良いかコンパクトにまとめて書いてある本でした。他のリワーク本や復職に関する本へいくつか目を通した経験がある方は、知っている知識のおさらいになるかと思います。

改めて下記は大切なのだなと実感しました。
・生活習慣改善(早寝早起き、夜はブルーライトを避ける、散歩)
・コーピングによるストレスマネジメント
→個人的にこの内容が参考になりました。どのストレスに対し何のコーピングを試すか自分を観察・改善する姿勢が大切であること、気分が上がる系のコーピングよりも落ち着く系のコーピングを探す方が良いことが参考になりました!
・認知行動療法による認知改善
・腸の調子を整えるご飯を食べる(発酵食品など)


少しポジショントークが強いかな〜という印象もあるので、さらっと読むのにおすすめの本です。

0
2024年06月08日

Posted by ブクログ

薬に頼らない。うつ治療法の本。
たしかに認知のクセを自覚し、ニュートラルな状態に戻すことは非常に重要だと思う。



そもそも本当にうつ病なのか?
「自分のトリセツ」をつくる
(有効な対処法)
考え方のクセと向き合う
・小さなミスを大きなミスと思い込んでいることに気づく
・根拠のない悪い結論を想像しない
・完璧主義を脱する
認知行動療法を行う
アファーメーション

0
2022年05月09日

Posted by ブクログ

タイトルも中身も「ホンマかいな?」と。まあ薬に頼りすぎないということは大事だし、著者から言わせれば、こっちの方がやぶなのかもしれないけど。

0
2021年06月17日

「学術・語学」ランキング