【感想・ネタバレ】ペロー・ザ・キャット全仕事〈新装版〉のレビュー

あらすじ

大いなる犯罪者パパ・フラノが支配する欺瞞と安寧の街「パレ・フラノ」。
その夜の裏側をすり抜け、暗闇の中のすべてを観察する一匹の猫がいた-。
近未来フランスが舞台の新感覚SFノワール。
第2回日本SF新人賞受賞作。
※本作品は、「ペロー・ザ・キャット全仕事」を加筆修正した新装版です。

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Posted by ブクログ

隠れた名作サイバーパンク
この本がなければマルドゥックスクランブルも虐殺器官も世に出なかった(ような気がする)

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2021年09月28日

Posted by ブクログ

SFはなじめないところがあって、わからないなら何度も読もうと思う気持ちさえなえることがありますが、これはおもしろかった。
最初は、作家の独自の世界観についていけない心情にみまわれてしまい、どうしても、数ページでまた最初からの繰り返しでした。
そこが、つらかったです。
ところが、やはり質が高かったのか、私が暇だったのか、何度も読むうちにおもしろくなってしまい、なんとなく世界観もつかめてきて、何回も熟読させていただきました。
何度読んでも面白い本には、なかなか出会いにくいなかで、ほんとうにうれしい出会いでした。

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2011年12月07日

Posted by ブクログ

SF苦手な方もだいじょうぶな気がします。
シモーヌさんがセクシーなのにかわいいです。それは反則勝ちです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

大昔に読んで、あまりにおもしろくてイッキ読みし、イッキ読みしたせいで内容をすぐに忘れてしまい、でもやたらおもしろかったということだけは強烈に覚えていたので、何年か後にもう一回読んだ。そして、ヒャーやっぱりおもしろーい!と思ってまたイッキ読みし、お陰ですぐまた内容を忘れ去り、そして今ごろになって続編もあるらしいということを知ったので、3回目ですが続編を読む前の復習として、また読んだ。

3回目は・・・あれ? なんだか読むのに時間がかかるなぁ・・・しんどいなぁ・・・という感じだった。

私も年をとって、犯罪都市を舞台にした映画を山ほど見たせいか、それとも単に3回目だからなのか、理由は分からないけど、なんだか今回はいろいろツッコミたくなった。(軍事教官がステレオタイプすぎる、とか、ヴィッキーってダサい通り名はどうよ、とか、どうでもいいレベルのツッコミですが・・・)

初版は2001年で17年も前だから、さすがに内容が古くなった、ということでもあるのかも。
やはり本でも映画でもなんでも旬というものは大切だなと思った。もちろん受け止める側の旬も。

ただ、以前には思いもしなかったことが興味深かった。
エジプト革命が出てくるけど、アラブの春より前に書かれてるんだなぁ、とか。
「くそったれファシストの極右政党が政権入りでもしない限り保障される権利が僕にはある!」というセリフに、ああ、この本が出版された頃はフランスで極右が政権取ることは現実的じゃなかったのか・・・時代は変わったなぁ・・・なんてしみじみしてしまった。

今に限ったことじゃないけど、凶悪な事件はしょっちゅう起こるし、犯罪もいろいろハイテク化されてるし、一般のモラルの変化や低下(かどうかは後の世になってみないと分からないけど)もあるしで、この本の事件やギャングの凄味が当初と比べてぐぐっと目減りした気がします。

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2018年10月25日

Posted by ブクログ

おっさんが猫に乗り移るという異色作。
近未来系の話なので乗り移る云々も機械で解決。でも先進技術なのでおっさんは大変な目に遭わされます。
おっさんが猫のときのギャップがすさまじい。

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2009年10月23日

Posted by ブクログ

初めてこの作者の本を読んだのですが、漫画を読んでいるような感覚です。内容は本当に漫画とかで読んだ気がするような(苦笑)気すらしますが、アニメ映画化とか出来そうな「イノセンス」的な印象を受けました。

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2009年10月04日

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