【感想・ネタバレ】求愛〈新装版〉のレビュー

あらすじ

b>人の闇を暴く。調査員・弘美が知る人生の真実。
真摯に事件に向き合い悩み、葛藤する等身大の女性の物語。恋愛の真っ最中にいるあなた、移ろいそうな心を抱えているあなた、もう一歩踏み出すことに躊躇しているあなた。本書はそんなあなたに大きな力を与えてくれる作品なのである。――評論家・西上心太氏(解説より)
自殺した親友・由嘉里から届いた一枚の絵葉書には自殺した当日の消印が押されていた。フリーランスの翻訳者・弘美は、自殺と思われた由嘉里の死が実は殺人であると解明する。犯人である由嘉里の義姉、容子は、私立探偵に恐喝され、由嘉里に借金をしていたのだ。容子を脅した探偵を探すため、探偵事務所の調査員となった弘美は、ささやかな幸せを求め、懸命に生きる女たちと関わる……。人気作家の傑作サスペンス。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 柴田よしき「求愛」、2020.9新装版、2010.5刊行。29歳の独身女性、小林弘美の物語。フリーランスの翻訳家から、友人の不審な死をきっかけに探偵業に転身、読み応えのある作品でした。

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2021年07月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みやすかった。
友達の死を警察は自殺として終わらせようとする。違和感を感じて自ら動きだし解決するが、ショックを受け、仕事が手につかなくなる。

やっと少しだけ背負っているものを下ろせる相手とであうが、またその彼女も被害者になる。自分の行動で思ってもみなかったことが起きる。負の連鎖が続く。
探偵に向いているかわからないと言うが、ちょっとした変化、敏感に察知。同僚からは失敗することの大事さについて語られる。

友達の事件の発端となったものが罠を仕掛けるまでは具体的にかかれていてそわそわしながら読んだけど、最後あっさりしすぎているような。
梶本が良かった。
p198-9~10
p206~208
p275~278の梶本の台詞。
p234-12~235-9

弘美の成長物語。
人間の執着、移ろう心。
求愛の意味。

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2023年09月01日

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