あらすじ
反響を呼んだ前作から5年、待望の第2弾。
最新の環境データからエコハウス実践術まで、変わる常識と変わらない真実を解き明かす。
東京大学で省エネ住宅を研究する気鋭の研究者が、実証データやシミュレーション結果をもとに、一般ユーザーや住宅関係者が信じて疑わない“エコハウスの誤解”をバサバサと切っていきます。前半の「変わる常識ー基本編」では、地球環境問題やエネルギー問題をめぐり、これからの家づくりに求められる「変革」について最新のデータから解説。後半の「変わらない真実ー対策編」では、実際の家づくりで実践すべき工夫を独自の検証データをもとに提案します。ユーザーにとってもプロにとっても、「本当のエコハウス」をつくるために必読の1冊です。
■主な内容
◎PART1:変わる常識-基本編
第1章 環境・エネルギー
第2章 健康
第3章 家電
第4章 太陽光発電
第5章 エコハウスの目標
◎PART2:変わらない真実-対策編
第6章 冬の備え
第7章 夏の備え
第8章 空気とお湯
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「えー知らなかった!」と驚くことがたくさんだった。
例えば、電気代の高い電気と安い電気の違い。単に安ければ良いという話ではなく、「なぜ安いのか」を考えることが大事なんだなと気付かされた。
あと、「人が一番多く吸っているのは空気」というのにもハッとした。食べ物には少しは気をつけているつもりでも、空気の質を意識することってあまりなかったな。
湿度の話で、顕熱と潜熱のところは少し難しかったけど、冬に、断熱性能の低さが原因で湿った空気が結露につながるという話は、なるほどだった。あと、加湿器以外にも、日常生活の中に発湿源がたくさんあるのも気づかなかった。お風呂とか、人体とか。
エアコンの効率的な使い方や、太陽光発電についての考え方も、これまで持っていたイメージと反対で、そうだったのか…となりっぱなしだった。
住まいって一番身近なのに、実は知らないことたくさんなんだなと気づけて面白かった。
Posted by ブクログ
この1冊を軸にすれば、最強のエコハウスがつくれそう。一方で新築だけじゃなく、空き家リノベーションなど趣きを残したエコハウスのつくりかたも気になるところ。また、太陽光発電設備等が何年持つのか、リユースやリサイクルの方法確立も課題ではないか。