【感想・ネタバレ】魂の自由人のレビュー

あらすじ

「私はずっと前から『魂の自由人』になたたいと思っていた。これは人生におんて非常に大切なことで、身体の健康と魂の自由とは、対をなす重大な要素だと考えている。健康については世間にたくさんの本があるし、医療についての専門家でもない私が書けるわけがない。しかし、魂の自由については……」(本文より抜粋)。
困難な時代だからこそ、心と魂の自由を得た、自分らしい生き方をしたい。そのヒントが、本書から得られるのではないか。

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Posted by ブクログ

2011年3月11日に大きな地震が起きた。買い置いていた曽野さんの本に手が伸びたのは、落ち着かないニュースに触れ、何もできずにいるなかで、何らかの指針を求めてのことかもしれない。確かに、この時期のために用意されていたかのような言葉が並んでいるかのような気さえする。

○自由というのは、したいことをすることではない。するべきことをすることです――旅先でのインド人神父の言葉(p.42)
○民主主義は平時にだけ機能する。緊急時や異常時には、瞬間的に民主主義は停止し、族長支配にスイッチが切り替わる。異常時にはまず停電するから、民主主義が必要とする手順を踏むことができない。だからその場にいた誰かが、臨時の指揮官になって、我々はその人の命令に従うことになる。イヤもオウもないのだ。(p.87)

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2011年03月29日

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