あらすじ
NYで亡くなった美しい叔母・千波瑠。謎を残した彼女の人生にはたった一つの秘められた恋があった――激しく切ない恋の結末。涙なくして読めない、著者7年ぶりの渾身の恋愛小説!
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Posted by ブクログ
ハルちゃんの面影を求め遺品整理をしにいくなっくん。恋人との関係から抜け出せなくなって、海外へ逃げ出したハルちゃんの心情が、手紙となって出てくる。あったかい作品でした。
Posted by ブクログ
ハルちゃんが死んでしまった…という事実から始まっていて、死因だけが最後まで何なのか…と付き纏うんだけど、終わりはちょっとホッとした。一つの事を突き詰めたら、周りがどう評価しようとも自分だけは確固たる己を手に入れることになる。それを体現した千波瑠は読み手からすると寂しいけど、夏彦や何も知らない娘に圧倒的な存在感を残しているのが面白かった。
ハルちゃんの相手の魅力が、読んでいて全く伝わらなく不快だったために、ハルちゃんの手紙も少々痛かった。世代の違いなのかな。