あらすじ
体調が悪い自分の代わりに、出張料理人の作る料理を食べてほしい。そう頼まれて友だちの家に行った里穂は、やって来たその渋い声の料理人の姿にびっくり仰天――しかし、彼の作る料理を食べた時間は、なんだかとっても、特別な思い出になった(「なんでもない日の食卓」)。料理、パーティ、お掃除もお任せ。頼れる山崎ぶたぶたが、家にいるあなたに幸せをお届けします。
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Posted by ブクログ
仕事から帰ってきて一番面倒だと思うのが、夕飯作りなので、ぶたぶたさんに色んな料理を作り置きして欲しいなぁと思いました。
『通夜の客』という話の統吾くんの「大したことしてないのに、昔のこと思い出して泣くなんて最低だ」という自分を責める言葉に対し、「みんなそう思うんですよ。精一杯やってあげたとしてもね」というぶたぶたさんの言葉にとても救われた気がします。
Posted by ブクログ
疲れている時、弱っている時、ぶたぶたさんを読むのが辛くなることもある。
誰だって、そうだと思うことだが、彼は存在しないし、肝心かなめな物語でも否定されてしまうことがある。
だって、彼はぬいぐるみだから。
だから、わかったつもりで、物語を読んで、救われて、泣いてしまったりするのだ。
彼はどこにもいないから。
でも、胸の奥には彼がいて、ぶたぶたさんに救われたことを嬉しく思う。
だから、新しい本が出る時、一番に読みたいと思ってしまう。
そして、ぶたぶたさんがいてくれたら、いいのにと思うのが、寂しくなるのだ。