あらすじ
いくら天才作家だからって、ここまでやっていいものか――? 誰もが知る文豪の「やばすぎる素顔」に迫る本。酒も女も、挫折も借金も……全部、「小説のネタ」だった!?「あの名作」は、こうして生まれた!◇ハチャメチャな生き方で女にモテまくり! 太宰治◇滅びの美学を表明! 「憂国」の天才作家 三島由紀夫◇「狂気」に呑まれる前に死んでしまいたい 芥川龍之介◇「女は『神』か『玩具』のいずれかである」 谷崎潤一郎◇「知の巨人」は「痴の巨人」でもあった? 森鴎外◇「東大教授の椅子」を蹴った理由は年俸額 夏目漱石◇「文春砲」をつくった男の“男気”と“男色” 菊池寛◇金の使い道の最善は「女へやる事」 直木三十五◇「純愛一筋」から「火宅の人」に大豹変! 檀一雄
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Posted by ブクログ
ちゃんと眠れたけれど、確かに面白いし、やばい!
著者とは若い頃に同じ教室で勉強してたのに、これだけの知識差はどこでついたのか?才能か?それとも努力か?
今まで読んだ、文豪のプライベートライフ本の中では最高に良かった!直接伝えられる機会があると良いな〜。
Posted by ブクログ
一人一人魅力があり、一人一人狂っている部分があって、知れば知るほど面白い。
この時代の文豪のような生き様をする日本人は現代には居ないな。
激しい生き様で短命な人ばかりだけど、後世にこうやって名を残すだけのことはある。
行いはぶっ飛んでいるけど、ある意味人の目を気にすることがアホらしくなる(´∀`*)
Posted by ブクログ
数々の文豪たちのスキャンダラスな日々…
サクサクと読みやすく、読後感もスッキリして居ました。偉大な文豪にも、人間味のある(ありすぎる)エピソードが1つずつ衝撃で、また作品を読み返す時に違った印象を受けそうだなと思います。
Posted by ブクログ
やはり後世に名を残す文豪ともなれば、色々とやらかし話が残ってるもので。この頃の時代のせいなのか、そうでないのか、病んだり、薬をする人が多い印象がある。また、波瀾万丈な人生を歩む人が多いという印象。しかし、それくらいの破天荒な生き方のお陰で名前を残せているのだろう。
Posted by ブクログ
先に読んだ『文豪どうかしてる逸話集』より取り上げている作家が多いので、ネタを求めて読む分には使い勝手はよいかもしれない。しかしその分一人一人の内容の濃さなら『文豪どうかしてる逸話集』の方に分があるので、読み物としては少し物足りなく感じる部分もあった。
Posted by ブクログ
「眠れないほどおもしろいやばい文豪 板野博行 三笠書房 2020年 780円+税」よくその辺にある文豪ものか、読むかなと思いながら購入。読み始めたらあら楽しい。歴史に名を残す人は金の亡者、性欲の亡者、食欲の亡者ばかり。不倫、近親、なんのその。面白い。現代の作家達もすごいだろうな。
Posted by ブクログ
文豪の知られざる一面あり!!
太宰治や芥川龍之介、夏目漱石などのメジャー処だけでなく、「文豪」と言わしめる人々に平等にスポットを当てた本。個人的には有島武郎と佐藤春夫のエピソードが印象深い。やっぱり歴史に残る人はひと味違う。
偉大な文豪の、憎めない人間性が垣間見えた1冊。
Posted by ブクログ
明治以降から昭和迄に活躍した錚々たる文豪たちの奔放な生き方、行状、性癖、本性や私生活におけるヤバいエピソード等、今の時代では完全にアウトな内容が多い。人間味に溢れているとも言えるし、良い時代だったということなのかもしれない。私生活エピソードを知った上で、作品を読み直すと違った楽しみ方ができると思う。
Posted by ブクログ
表紙から見て面白そうだったから購入。
読み進めていくと、最初はギャグタッチ(?)風味だったけど、最後は儚げな感じが結構した
正直最初の方は、似たような物語が多く、気持ちが飽和状態だった。でも最後ら辺に巻き返したと思う。
あと、あまり知らない文豪はパラパラと読んだと思う。
正岡子規の生きようとしている姿勢に胸をうたれた。学校で習う正岡子規は暗く、どこか諦めているような印象だったが、まさか食い意地が張っていたとは、笑
それを踏まえて正岡子規の俳句を見てみると今までと違ったふうに見えてきそう。
歴史上の人物ってどこか自分と違うから、今までは勝手に切り離して考えていたけど、この本を読むと文豪も人間だ、(?)と度々感じる。
また、いろんな短歌とかも引用されてるので、その作者の思いとか生い立ちとかを踏まえた上で考えるのも楽しい。(与謝野晶子のが私はこの本の中で1番リズムが良くて、儚くて好き)
日本文学っていいなーと改めて思った。
2025.8.8
Posted by ブクログ
たまに読みたくなる日本文学。
今回は文豪を簡単に理解するために読んでみた。
やばいように書いてあるのは分かるけど、ほんとにヤバい。クズばかり。
あんなに美しい、儚い文章を書いている人達とは思えない。
そして私小説が多い。
才能があるから許されるのか、
才能があるがゆえになのか。
クズばかりと言いながらまた日本文学が読みたくなる。
Posted by ブクログ
歴史的な作家の知らなかった一面(ゴシップ的な)を知ることができました!
歴史的な人々も人間なんだなぁ…笑
それぞれの作家の本を読んでみたい!と思ったので順番に読んでいこうと思います。
Posted by ブクログ
文豪の珍エピソード満載で、天才も人の子なんだなと思う部分とやっぱり常人とは違う感性だなと思う部分が入り交じる。読む前よりは身近に文豪を感じれる面白い本。
Posted by ブクログ
人格者、人となり、人間性。
それが表面的にはもてはやされる現代にあっては、名だたる文豪たちの生き様はほぼコンプラ違反であることがよくわかる1冊。
簡潔にまとめられたエピソードは読みやすいが、文豪たちの生き方がとんでもなさすぎて綴られている事実だけでメシ3杯はおかわりできてしまうほど。
人生、名を残せる人に共通しているのは、抑えきれず溢れ出るほどのなにかしらの欲を持ち合わせていること。
よく知られている文豪たちのエピソード詰め合わせが、とても新鮮で何故こんなにもおもしろいのだろうか?
それはあなたたちの作品は良くても、その生き方はぜったいに学校では教えられないからである。(白目
Posted by ブクログ
皆さん男女関係問題・薬物は基本という感じの中で、1人の人と生涯添い遂げたみたいなエピソードの作家がものすごく人格者みたいに思えました。
面白かった。
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて購入。
文豪のあらゆる面を知ることが出来て面白かったです! 文豪と呼ばれ誰でも名前を聞けば思い浮かぶほど素晴らしい人々の、堕落した姿などが描かれていて、実際に読んでみると印象がだいぶ変わります。
オススメの一冊です。
Posted by ブクログ
たくさんの文豪が1冊に詰まっているにも関わらず、サクッと読むことができた。この本を読んだ上で、文豪の作品を読んだらおもしろいだろうと思う。特に、私小説については、事前に私小説だと知っておくのと知らないのでは、感じ方が違うだろうと思った。また、文豪同士の関わりを知ることができたのも、おもしろかった。
Posted by ブクログ
似たようなのが多いから最後のほうちょっと飽きちゃったけどめちゃ面白かった!有名な文豪たちの酷い俗な側面が知れて、彼らや彼らの作品への興味が出たり見方が変わったりする。
Posted by ブクログ
ぶっ飛んでないと文豪にはなれないんじゃないかと思わせてくれる一冊。
そもそも生きる糧として詩や小説を選ぶのは、もともと金持ちか、働きたくないか、才能が溢れてるか、みたいな感じだもんね。
今の時代ではすぐ叩かれちゃうばっかだろうけど、芸術家たるものぶっ飛んでないと人の心を揺さぶるようなものは書けないんだろうな。
Posted by ブクログ
ある者は女に走り、ある者は薬に逃げ、ある者は借金を踏み倒し……。天才作家たちの「やばい」生き方と、作品の魅力、時代背景がわかる一冊。
歴史に名をのこす有名作家36人の、「やばい」一面を集めた文豪系の雑学本です。
この手の本を読んだことがある人だったら知っているエピソードが多いかと思いますが、読みやすく、著作の一文が載っていたりもするので、興味を持つきっかけなどにいいかもしれません。
スキャンダラスな話が多い中、室生犀星や高村光太郎、樋口一葉など一途だったり苦労人だったりする人の話にほっとします。
余談ですが、表紙の太宰治の横に書いてある「刺す。」の一言がシュールで見るたびに何だかじわじわくる。
Posted by ブクログ
ミーハーで面白い本でした。
中原中也や太宰治や芥川龍之介など有名どころは知っていたんですが、それ以外の人が興味深かった。佐藤春夫や川端康成や谷崎潤一郎や島崎藤村など。
女好き酒好き薬好きの多さよ。
宮澤賢治や室生犀星に癒される。
Posted by ブクログ
教科書に載ってたりする誰でも名前は聞いた事があるような文豪の知られざる素顔が紹介されている。 結構波瀾万丈であったり、性に対して自由奔放であったり、変わった性癖を持っていたり、破茶滅茶すぎる。 どんな偉大な作家も、作家である前にひとりの男であり、女なんだなと思った。 そんな背景を知った上で作品を読むのも面白いかもしれない。
Posted by ブクログ
有名人のバックボーンを知りたいみたいな気持ちで読みました。
ちょっとぶっ飛び方が異常だけど、今のYouTuberみたいなもんなのかなって思いました。
自分にはできないちょっと変わった人をみて面白いと思う、みたいな。
いつの時代も変な人はいるんだな…
Posted by ブクログ
既に知っているエピソードも多かったが、知らないエピソードや作家同士の友人関係なども知れ、面白く読んだ。
しかし、女と金、酒にだらしなくないと、偉大な作品は書けないのなのか?と言いたくなる位、
どうしようもない人が多すぎる。
こう言うエピソードを知る前の中高生時代も、何人かの作家は自殺しているという事実を知ってはいたが、
その頃に思っていたイメージは、偉大な作品を何とか書かねばならない、と言う産みの苦しみや、
なかなか作品が売れず経済的に困窮していたり、病弱だったりするが故のことと、
そんな風に思っていた。
それがまあ、実際のところはどうだ、、、これらの事実を知った若き日の私のショックたるや。
特に衝撃を覚えているのは、石川啄木だ。
啄木については、この本の中にあるエピソードは知っていたのだが、初めて知った時の衝撃は大きかった。
なぜなら、私は小学生の時に、自由研究で石川啄木を取り上げたことがあるからだ。
私の祖父母や親戚が函館に住んでいて、よく夏休みに訪れていた。函館市内には、石川啄木の像や石碑や住宅跡などが複数あり観光スポットとしても知られている。だから、ある夏休みに、たまたまデパートかどこかで啄木展をやっていたこともあったように記憶しているが、展覧会にも行き、市内のスポットを回ったりして自由研究としてまとめたのだ。「一握の砂」の短歌を取り上げながら、歌碑の写真や市内の地図なども添えてまとめた思い出がある。
さて、その時まとめた内容は、うろ覚えとは言え、印象としては"清貧の人"で、優れた短歌を残しながらも経済的には楽にならず若くして病気で亡くなった苦労人だ・・・啄木よ、純粋だった小学生の私の優しさと夏休みの帰省旅行中の貴重な時間と体力を返しておくれ!
Posted by ブクログ
名高い文豪たちは、
お金持ちで、欲に溺れ、精神を病み、自殺する
っていう人が多い。
たまたま本の編纂にそんな人を選んだだけかもしれないけど。
みな、やばいな、って思った。
今の作家さんの方がまともなのかな。
井上光晴さんの愛人、瀬戸内寂聴さんと、
娘の井上荒野さんとの対談も、
なんとも不思議な関係性でよく分からないけれど、
事実は小説よりも奇なり、と思う。
Posted by ブクログ
文士には変な奴が多いのだが~はちゃめちゃな生き方で女にもてまくり(太宰治)滅びの美学を表明!「憂国」の天才作家(三島由紀夫)ギョロ目のノーベル賞作家はちょっとロリコン!?(川端康成)「狂気」に飲み込まれる前に死んでしまいたい(芥川龍之介)ケンカ上等!神童,かくして悪童になる(中原中也)知の巨人は「痴の巨人」でもあった?(森鴎外)元祖ニート!結婚後もたかりまくる(萩原朔太郎)ソドム(背徳)の徒が仕込んだ「檸檬」爆弾!(梶井基次郎)性的倒錯のめくるめく世界へ!(谷崎潤一郎)ストリップ劇場と視唱街に通い詰めた男(永井荷風)あつすぎる血潮!ブッ飛んだ情熱歌人(与謝野晶子)姦通罪で「名声ドボン!」のエキゾチック詩人(北原白秋)女弟子の「蒲団」の残り香を涙ながらに嗅ぐ男(田山花袋)「家族計画」ゼロ!血縁の呪縛に懊悩した(島崎藤村)「純愛一筋」から「火宅の人」に大豹変!(檀一雄)ブッ飛びの「お嬢様ワールド」全開!(岡本かの子)なぞの自信で短歌を連発!天才たかり魔(石川啄木)金の使い道の最善は「女へやる事」と豪語(直木三十五)「東大教授の椅子」を蹴った理由は年俸額(夏目漱石)匹婦の腹に生まれた「ザ・苦労人」(室生犀星)生活力なし!ヒロポン中毒の大阪人(織田作之助)十七歳で一家の大黒柱!「薄幸の天才」(樋口一葉)酒びたり放浪生活で「パンクな句」を連発!(種田山頭火)ハンサムが台無し!心中して不乱遺体で発見(有島武郎)日本酒すら煮立たせて飲む「潔癖症」(泉鏡花)智恵子との「ピュアピュア♡」な関係(高村光太郎)ゴッホ同様,生前まったく売れず!(宮沢賢治)お目出たき人すぎる「上流階級の坊っちゃん」(武者小路実篤)「知識人の懊悩」に精通した大秀才(中島敦)「生きよ,堕ちよ」と煽った文壇の寵児(坂口安吾)文壇のドンは日本一の食道楽(尾崎紅葉)「文春砲」を作った男(菊池寛)「小説の神様」は「常時も神業」(志賀直哉)谷崎から妻を譲り受けた「門弟三千人」の男(佐藤春夫)生きるために「猛烈に喰った」男(正岡子規)「伝説の劇団」を主宰!言葉の錬金術師(寺山修司)~今の文学者は大人しいねぇ。普通に死んでいくし。名残があるのは筒井康隆ぐらいか!
Posted by ブクログ
中田敦彦のYouTube大学で文学の動画を視聴。すると、文豪の生き方と作品の繋がりを説明していた。なるほど、面白い。文豪についてもっと知りたいと思っていた矢先。たまたま書店でこの本が目に入り、購入。文豪についてザックリと知ることができた。たしかに、文豪に対するリスペクトは少なく感じるが、これぐらいのタッチの方が知識がない自分にとってはありがたかった。はちゃめちゃな人は多いが、時代もあるよなあ。石川啄木に関しては、知りたくなかった笑
Posted by ブクログ
変人で、間違って、すねかじりで、悲しんで、恋する。
人って面白い。
戦後責任とかもちらっと出ていて面白いだけでなく、ためにもなった。
あとは結核に臥した文豪の多さに驚いた。
これを入口に、もっともっと読んでいきたいな。
Posted by ブクログ
単刀直入にいうと文豪言えど所詮は人間。不倫に略奪に自殺未遂と何を撮ろうととことん人間臭い奴らだなぁと思った。みんな大好き(?)文春砲の起源が載ってるのは意外だった。
Posted by ブクログ
■金、酒、姦通、略奪、性癖、薬、病、死…事実は小説より「エンタメ」なり!?■
あの作家がそんなことをしてたなんて、この文豪がこんなクズ男だったなんて…
うらやましいほど、、、いや、呆れるほど救いがたいエピソードのオンパレードだ。
ここまでしないと良い詩や小説は書けないのか?いや、仮に凡人が同じことをしたとして同じものを書けるわけではない。彼らは天才であり、天才ゆえの欲望や苦悩を我々の常識的な感覚・感性で測ろうとすること自体が無意味なのかもしれない。
登場するのは教科書や試験に出てくるような大御所ばかり。中にはノーベル賞受賞者も。世の学生たちはさぞかし品行方正、立派な作家像を描いていることだろう。昔の僕がそうであったように。学生の皆さん、これが大人の情事、、、じゃなくて事情ってもんですよ。
単なるスキャンダル集として読んでもおもしろい。この本のネタを掘り下げるだけで週刊誌10年分は記事に困らないのではないか。文春砲も顔負けである。
巷を騒がせる芸能人や政治家の不倫騒動が小粒に見えてくる。彼らはしょせん凡人の域を出ていない。(だからと言ってもっとド派手にやれと言っているわけではない。凡人は凡人らしくおとなしくしましょうね!ってことだ。)
難しい本に食傷気味な方、気分転換に週刊誌代わりと思って手に取ってみてはいかが?