あらすじ
長い首を器用に操るキリンの不思議に、解剖学で迫る!「キリンの首の骨や筋肉ってどうなっているの?」「他の動物との違いや共通点は?」「そもそも、解剖ってどうやるの?」「何のために研究を続けるの?」etc. 10年で約30頭のキリンを解剖してきた研究者による、出会い、学び、発見の物語。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
冒頭から身が引き締まる。キリンの解剖が最優先事項。連絡が入ったら、なにをおいても、すぐに駆けつけなければならない。しかも解剖はすぐには終わらない。1週間かかることもある。頭も使うが、それ以上に体力と気力の勝負だ。
ふつうの本なら、キリンがどういう生き物かから入るはずなのに、この本はいきなり解剖の話から(解剖刀、メス、ピンセットの図まである)。読む側は、冒頭の緊張を保ったまま、本文に引き込まれてゆく。気が付くと、筆者の立場に身をおいて、東大の1年生になっている。遠藤先生とのめぐりあいも、亡くなったキリンたちとのめぐりあいも、そして動物園や博物館の人びと、遺体を移送する人々とのめぐりあいにも参加している気分にさせられる。
キリンの首を支えるはずの第一胸椎が動くことを証明してゆくプロセスには興奮する。この証明のプロセスこそ科学の醍醐味だ。
Posted by ブクログ
著者がキリンの研究者になる決意をしてから、試行錯誤しながら、そして時に思い悩みながらキリン研究者として成長していく様子が紹介された自伝。著者のキリン愛があふれている。
Posted by ブクログ
キリンの研究者ぐんじめぐ先生の大学入学から10年に渡る研究史です。キリンという、身近で有名だけど、よく考えたら不思議な生き物の「不思議」を大人になってもそのままの感情で観察研究解剖した著者のお話はキリンについて詳しく知らない私にもワクワクしました。
Posted by ブクログ
キリンのしかも解剖という語る範囲の非常に狭い本に見えましたが、若き学生が研究者になるまでの成長記であり、胸躍る仮説と検証の話であり、壮大な学術の視点を感じる話であり、キリン愛にも満ちていて大変よかったです。「筋がいいな!どこの園の者だ」笑った。
Posted by ブクログ
キリンの8番目の「首の骨」を発見した研究者のエッセイ?かな
最初から最後まで知らないことばかりで、ものすごく、めっちゃくちゃに面白かった。
「私は、母の姿を通じて、知識を身につけることの楽しさと素晴らしさを学んできたような気がする」の文に、自分もそうなりたいなと思う。
Posted by ブクログ
キリンの研究者が、どうやって研究を進めてきたのか。キリンの何を研究しようかを決め、仮説を立てて証明していく過程が書かれている。サクセスストーリーのようだけど、裏にはたくさんの苦労、失敗、進む道が見えない苦悩などがあったのだろうと推測する。学問の楽しさもまた伝わってきて、そのルーツが母親なのかもというのも素敵な話。お母様は専業主婦で研究者ではないが、趣味を極め職業にしていった方。
キリンから学んだことに、『「大切なのは手段ではなく目的だよ」と言われている気がしてくる。』というのも面白い。キリンが生き延びるという目的のために、体が変化した。手持ちのカードをうまく使った。『自分の力ではどうしても変えられないことは、きっと世の中にたくさんある。大事なのは、壁にぶつかったそのときに、手持ちのカードを駆使してどうやって道を切り開いていくかだ。』ここにたどり着く郡司さんがまぶしい。
目的が大事だというところと、博物館の3つの無の大切さが一見相反するが、未来に可能性を残す、目的をもつ大切さと、無目的の大切さ。とても学びが多かった。
Posted by ブクログ
すごく素敵な小説だった。著者のキリンへのキラキラした思い、探究への熱意が感じられて、キリンのことがちょっと、結構好きになった。キリンにも解剖にも研究にも興味なかったけど、かなり興味が湧いた。最後の締めも心に響いた。すごくよかった。小説家かなってぐらい文章が整ってて気持ちもこもってて読んでてすごくキラキラしたものが伝わってきた。裏表紙が素敵すぎる…
Posted by ブクログ
キリンの解剖記というだけで興味がそそられる。一番初めの解剖では教科書に記載された筋肉を探すものの、何一つ見つけられず焦っていた著者。二度目の解剖を一緒に行った人物から、名称は分からなくてもいいから目の前にある筋肉を詳細にスケッチすればいい、とアドバイスをもらい開眼するシーンは、読み手のこちらも思わず膝を打った。本書を読んでキリンに少し詳しくなり、キリンと剥製を好きになった。
以下、本書よりお気に入りの箇所を抜粋。
「筋肉や骨の名前は、理解するためにあるのではない。目の前にあるものを理解した後、誰かに説明する際に使う「道具」である。そして解剖の目的は、名前を特定することではない。生き物の体の構造を理解するためにある。」
「(50歳にして新しいことにハマり本や資料を読み込む母親の姿を見て)知識は生活を豊かにし、目にとまるものに価値を与え、新たな気づきを生み、日常生活を輝かせてくれる。私は、母の姿を通じて知識を身に付けることの楽しさと素晴らしさを学んできたような気がする。そして、誰かに強いられて知識を詰め込む「勉強」と、自らの喜びとして主体的に知識を得る「学問」の違いに気がついたのだも思う。」
「たとえ今は必要がなくても、100年後、誰かが必要とするかもしれない。その人のために標本を作り、残していく。それが博物館の仕事だ。」
Posted by ブクログ
筆者のキリン熱と研究者として成長していく過程、8つめの首の骨の発見について、分かりやすい解説にワクワクして一気に読み終えた。
昔見たキリンの名前は覚えていないけれど、もしかしたらこの人が解剖したのかもと思うと、身近にも感じる。動物園にも博物館にも行くけれど、その間のことなんて考えたこともなかった。間の部分にも研究があり、発見がある。
キリンを好きになるし、好きなことをとことんやってみることに勇気を与えてくれる。
Posted by ブクログ
キリン博士の歩みは、地道な解剖。
不可思議な身体構造を持つキリンへの、想い溢れる
研究の日々と解体&解剖を綴った、研究者エッセイ。
・はじめに
第1章 キリンを解剖するには 第2章 キリン研究者への道
第3章 キリンの「解剖」
第4章 キリンの「何」を研究するのか?
第5章 第一胸椎を動かす筋肉を探して
第6章 胸椎なのに動くのか?
第7章 キリンの8番目の「首の骨」
第8章 キリンから広がる世界
・おわりに
コラム、参考文献有り。
幼少時のキリンとの出会い。
そう、子供の頃から好きだった。
そんな子供の心を残しての「キリンの研究がしたいんです」
そして始まるキリン博士への道のり。
初めての解体に初めての解剖。
悩み、考え、反省の上に解剖を重ね、
研究者としての技術やスキルを上げる。
では、キリンの「何」を研究するのか?
解剖を重ねることで気づいた、第一胸椎への疑問。
「クジラのおなかに入ったら」に続いての
研究者エッセイですが、その熱量と地道さは同様。
亀の歩みのような解剖・解体をひたすらに行い、
研究者としての道のりを歩んでゆきます。
10年間に約30頭のキリンを解剖、
連絡があれば何があれども現場に急行しての解剖。
対象のキリンへの愛も迸っていました。
今後の研究についてや関わった人々への感謝の言葉も胸熱。
コラムもキリンの話題が多く、興味深いものばかりでした。
博物館では「無目的・無制限・無計画」の三つの無が理念。
あ、やはり川田伸一郎氏とも出会っていましたね。
彼の著書「標本バカ」はその理念がたっぷりですし、
郡司さんも登場しています。
Posted by ブクログ
多分世界一キリンの首を解剖しているだろうというキリンの研究者による研究過程をつづったエッセイ。
どんな風に興味を持ちどのように調べてどんな発見をしたか一般向けの読みやすさで語る。
キリンにも学術にも興味を持たせてくれてワクワクする良書。入口として最適。
「はじめに」にこの本は研究や自分の話であるだけでなくキリンたちの死後の物語でもある、とあった。
解剖の予定が入ることを素材の入手ではなく訃報と表現したりもする。
著者は知るために解剖のチャンスをガンガン取りに行くけどキリンをただモノとして見るわけじゃない。敬意を持って研究する姿勢がとても良かった。
この本自体はずっとキリンの首の構造だけを話してるんだけど、読んでいるとキリンはもちろんのこと学術のあり方や他の生物との関連についても興味が広がる。
始祖鳥の化石のあの謎ポーズにそんな理由が!とか。
大人視点で面白いし子供にも安心して勧められる。
これだけで満足させずに世界を広げてくれるのは良い読書だ。
イラストはきれいで見やすいけど入れ方が不満。
事実ではなく空想の場面のイラストだったり、各章の扉にその章と関係ない別のページで使われたイラストが載ったりする。
イラストよりも図を入れて欲しかった。
桂川甫周のキリンとか。
でも全体的に満足。
Posted by ブクログ
面白かった。純粋に何かを極めようとしている、子どもの頃の好奇心をそのまま持っている人特有の純粋な文章。キリン研究、キリン解剖、自分の研究テーマが見つからず悩んでるところからキリンの8番目の首の骨を見つけて、次の研究を頑張るなど興味深かったが、1番面白かったのは著者の母が少し風変わりな人である日、お香に興味を持ちそれからグングンと知識をつけ、今はカルチャースクールの先生。
「知識は生活を豊かにし、目に留まるものに価値を与え、新たな気づきを生み、日常生活を輝かせてくれる。…略…知識を身につけることの楽しさと素晴らしさを学んできたような気がする」
私も何か非常に興味を持てるものを探していこうと思う。
Posted by ブクログ
著者のお話しをラジオやEテレで聴いて、大変面白かったので興味を持ちました。
文書はとても分かりやすくて、面白かったです。世界にはまだまだ分かっていないことがたくさんあるのですね。
何歳になっても知らないことを知るのは楽しいことです。
どうして?なぜ?と思ったら直ぐ調べて本を読もう!と思いました。
Posted by ブクログ
クジラの話に続いて選んだ、キリンの話。
はっきり言って、キリンに興味は無く、その生態も身体の仕組みも何も知識を持っておらず、おまけに哺乳類の頸椎の数もこの本で初めて知った。
だからからか、今回も知らなかったことを教えてもらいながら、研究者として生きていく作者の話はとても面白かった。
「キリン研究者の育て方」の中で紹介されている、お母様の話に、好きな気持ちを持ち続けている強さを感じた。
Posted by ブクログ
東大生の研究だからすごく高度な内容のはずなのに、とてもわかりやすく書かれていて、かつ、作者の研究者としての歩みを辿る形で話が進んでいくため、読みやすい。
作者の方は真面目で努力家で真摯な姿勢を持つ人なんだろうなと伝わってきてそちらも好印象。
キリンが大好きで、それに打ち込める人生の追体験をさせてくれてありがとう。
キリン、とても好きです。
Posted by ブクログ
作者の研究者人生とその研究内容について
素人にもわかりやすく、楽しめるように書かれてありました
8つ目の首の骨を知って「生き物って不自由で自由だ」と感じました
何より感動したのがあとがきにあった博物館の3つの無の理念(キリンと関係のないことですみません…)
【無目的、無制限、無計画】
実行するのは難しいけれど、本来研究とは確あるべきということを突きつけられる理念です
Posted by ブクログ
哺乳類の首の骨(頸椎)の数は決まっていて、猪首と呼ばれるほど首がないイノシシでも、長い首のキリンでも頸椎の数は七つと決まっていて、不変だ。
でも、本当にそうだろうか?あんなに長い首を持っていて、他と同じで生きていけるのか?
小さい頃からキリンが大好きで、東大に入ってぼんやりとキリンの研究をしてみたいと考えていて、経験のないママ見よう見まねで動物園で死亡したキリンの解体を経験し、そのまま正月休みも返上し、30体以上のキリンを解体・解剖して、キリンの首には8個目の頸椎の役割をする骨がある事を発見した筆者の、キリン好きがキリン博士になるまでを描いた自伝的研究史。
キリンという、幼児でもその名前を知っている非常にポピュラーな動物が、その特徴的な首の仕組みが、21世紀になるまでちゃんと解明されていなかったという事にも驚くし、いろんな巡り合わせでその点に着目し、過去に冷たい目で見られた研究成果をとりあげて、そこに切り込んでいった筆者の勇気と、キリン愛(献体されたキリンたちへの愛情)に脱帽。
筆者が自分の経験をもとにした実感として後書きで述べている三つの「無」の話も印象的だ。三つの無とは無目的、無計画、無制限。これは様々な物を収蔵する博物館の理念だという。「研究には使わない」、「収蔵する場所がない」、「時間がない」という理由などで博物館に保管する標本の制限をしてはいけない。収蔵しておけば、100年後にでも誰かの役にたつかもしれない。そのいつか、誰かのため、何かのために保管しておくことが博物館の使命なのだと。(その理念がなければ筆者の研究成果もなかった)
何かというと実用性、功利性、即時性を求める昨今の風潮に釘をさしているようにも思えた。
Posted by ブクログ
書かれていることが想像の範囲をこえることばかりで、何度も軽くめまいを起こした。キリンをめぐる奮闘記だ。動物の献体、骨格標本の意味など新たな知識も増えた。実は最後のお母様のお香が一番びっくりした。
Posted by ブクログ
研究者応援したくなる 読み終わってしばらくたつが、NHKで郡司さんが出ているのをみた。キリン好きがどうしたら解剖につながるのか?できる人はどこか違う。そしてそんな人を育てた母親の存在も大きいのかな。
Posted by ブクログ
「自ら理論立てて考える人でなければ、優れた観察者にはなれない(チャールズ・ダーウィン)」
--------
世界一キリンを解剖している(かもしれない)著者による、キリン解剖記なる本。
しかし、最初から順調な解剖が出来たわけでは、もちろんない。
はじめは「解剖」ではなく「解体」だ。極端に言えば、バラして肉を削ぎ落としていくのが解体で、知識と技術を持って行うのが解剖だ。そして、はじめての「解剖」にいどんだキリンが、(僕にとって何か因縁があるが、本書の流れではそうでもない)僕も見たことのある、地元浜松動物園のキリン、ニーナなのであった。
ところが著者は、このキリン解剖を、一人で初めて行った故か、解剖という名の破壊行為で終えてしまう。この無力感が著者を襲う。けれど、さらにまた(僕にとって何か因縁のある)浜松市のキリン・シロが運ばれてくる。そう、立て続けに死んじゃったんだよね、浜松のキリン。夫婦が後を追うように。
シロの解剖には他の人も参加しているし、はじめてではない。不明な筋肉を教えてもらおうと思ったら「うーん、わからないなあ。まあ、筋肉の名前は、とりあえずそんなに気にしなくてもいいんじゃない?」と。
名前は名前。誰かのつけた名前に振り回されず、自分がわかればいい、ということだ。
別の解剖学者も「ノミナ(名前のラテン語)を忘れよ」と念を押す。
知っている、ということと、理解するということの違いだろう。ドキリ。僕はいろいろなことをまあまあ知っているような気がしていたが、理解しているか、考えたことがあるか、最近凹むことが多い。また凹んだ。
その後も著者はキリン(オカピも含む)道をひたはしり、おそらくキリン解剖の第一人者になる。
キリンの解剖で食っている人などいない、先達に頼れない、全て自分でやる必要がある。だったらどこでやっても同じ…という指導教官の言葉が、キリン道の覚悟を決めさせたようだ。
著者の覚悟とバイタリティの極みが愉快な本であり、またキリンの頚椎についての知的探求も面白い。
さて、生き物の本につきものといえる、変態的な突き抜け方が、実は著者からはそれほど強く感じない(たぶん、十分あるはずなのに)。なぜか。それは、指導教官たる遠藤秀紀氏(遠藤先生)の存在だ。遠藤先生が突き抜けた人と描かれているので、著者はこれだけのことをやっても、なにか常識的なところにいるように見えてしまう。いや、そのことで本書の価値はまったくおちませんけどね。遠藤先生の本も読むしか無い、と思った次第。
Posted by ブクログ
観察が上手い人は「ノミナを忘れよ」をやっている
キリンの解剖に青春を捧げた女子大生の研究ストーリー。この本以降、研究者が研究史と自伝を重ね合わせて語るエッセイが多数出版されていることからして、バカ売れしたんだと思う。
ストーリーも面白いし、学びもたくさんあって、中でも自分が一番印象的だったのは「ノミナを忘れよ」という言葉が出てくる場面。
著者が希少なキリンの遺体解剖で、どの部分がなんという名前の筋肉かわからず、ただバラバラにしてしまっただけで何の成果も得られなかったという苦しい局面で、先輩研究者から言われて救いになったのがこの言葉だという(ここら辺うろ覚え)
ノミナはラテン語で「名前」。つまり、解剖をするときには先人がつけた名前なんか忘れて、目の前の事実に虚心坦懐で向き合えということ。
個人的にはすごくよくある話だと思ってて、解剖だけじゃなくてより広く観察一般で知識を現実に当てはめようとすると、十中八九失敗するのよね。これ、名前がついてるから、現実も名前みたいにきっぱり分けられてると思って観察を怠ってしまうからだと思う。現実は無限のグラデーションなのに、名前という覆いで細部が隠されてしまうんよね。
じゃあどうすればいいか。
それが、「ノミナを忘れよ」を忘れないこと。そして、目的のフィルターで現実を見てみること。なぜ、この筋肉はここにくっついているのかという、目的を考えることだけが観察においては指針になる。
観察が上手い人は、名前という過去にとらわれない。常に目的という現在と未来の関係性を観ているじゃないかな。
でもこの目的もフィルターってことを忘れちゃダメで、目的因とかを考え出すと、アリストテレスですら陥った罠にハマってしまう。石は地面に落ちたいから落ちるわけじゃないですからね、、、
Posted by ブクログ
職場の後輩にオススメされて。日本でも数少ないキリンの解剖の専門家のお話。実績の少ない分野だからこそ、自ら開拓する精神が重要であり、諦めずに取組む姿勢に心打たれた。アフリカ旅行中に読んだので、生のキリンを見ながら首の骨に想いを馳せることができた。
Posted by ブクログ
何の動物が好き?と聞かれたらキリン!と答えている。
たまたま書店で見つけて手に取ってみたわけですが、研究者の熱い思いが詰まった1冊だった。
あまりに軽い気持ちで読み始めたのでなかなか読み進めるのに苦労したけど、「知識は生活を豊かにし、目にとまるものに価値を与え、新たな気づきを生み、日常生活を豊かにしてくれる」という筆者の書いた一文を見て、私はこの本を読んで良かったと心から思えた。
Posted by ブクログ
キリン研究者の著者の大学時代のキリン解剖の記録エッセイ、みたいな本
解剖についてだけどあまり血生臭くはなくおもしろかった
新しいことを発見するおもしろさを垣間見れた
Posted by ブクログ
キリンの研究に携わるお話
仕事に携わる情熱を、その過程を丹念に語っていた
他に研究者がいない中で、好きな研究に打ち込んで、切り開いていく姿勢がとても素敵だ
子供でも読めるようジュニア版も発刊されている
好きこそ物の上手なれ、の慣用句が、そのまま体現された本でした