あらすじ
体の痛み、なかなか治りませんよね。
マッサージやストレッチなど軽い方法から、
電流を流す、ブロック注射、鍼治療など本格的なものまで…。
薬を飲んだり、湿布を貼ったしても治らない方も多いでしょう。
それもそのはず。以上で挙げたほとんどが、痛みの原因を根本的に取り除いていないから。
気持ちよかったり、痛(イタ)気持ちいいことから効いているようにも思いますが、
心地よいのは施術を受けている間だけ。次の日には揉み返し、なんてことも…。
では、どうすれば痛みの根本を解消できるのか?
それは、関節の動きを元に戻す「関節リセット」。
「関節リセット」をすることなく、揉んだり伸ばしたりしても、
かえって痛みが増幅することも多いのです。
羽原氏は、この理論を発見した医師や理学療法士に従事し、
実際に患者さんに施して数々の痛みを解消してきました。
オリンピック体操金メダリスト、メジャーリーガーなど体を酷使した人の治療も成功。
歩行困難だった力士を、次の場所で優勝させたこともあります。
理学療法士3000人の中から年間1名のみが選ばれる名誉ある賞「SJF賞」にも輝きました。
その実力と実績は折り紙付きです。
そんな羽原氏が、自宅などどこでも1人で、
10秒程度からできる痛み解消法を、本書では惜しみなく紹介。
長年、どこに行っても治らなかった痛みも、これで「さよなら」できるはず。
本書の方法を、ぜひ一度お試しください。
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Posted by ブクログ
痛みは関節から来る
著者の羽原先生に祖母がお世話になって、坐骨神経痛でつらそうにしていたのが痛くなくなったらしい。今度私も膝の慢性痛を診てもらう予定だが、予習も兼ねて読んでみた。
痛みの原因は9割方関節、特に腰仙関節のズレが原因である。腰仙関節とは、腰あたりの第5腰椎と仙骨の接続部に存在し、上半身を最初に受ける関節のことである。関節のズレは数ミリ程度しかないので、画像診断は難しい。しかし数ミリのズレは骨回りの骨膜を伝って別の箇所に痛みを生じていると考えられるので、本当の原因である関節ズレではなく、痛みを生じている箇所のみ治療しようとしてなかなか治らない、ということが多い。著者はテクニシャンなので僅かなズレを感じとって触診でズレを戻せるとのことだが、第4章にエクササイズの実践編があるので自分でも試せる。
……が、自分で試してみたところ、膝の慢性痛はさして変わらず、左肩はなんとなく痛みがなくなったが、逆に痛くなかった右肩が痛くなった気がw おとなしく診察してもらいます。