あらすじ
あるときは普通の経理課OL、あるときは社内の不正に立ち向かう“お局美智”!
クールなヒロインが活躍する、新感覚「お仕事エンタメ小説」が誕生!
中堅企業「NOMURA建設」に勤める佐久間美智。普段はごく普通の経理課OLだが、彼女には誰も知らない秘密の顔があった。社内にはびこる不正やスキャンダルを未然に防ぐため、ハイテク盗聴システムを駆使し、社員の会話を傍受する──。そんな特命を、ご意見番である会長から負わされていたのだ。
セクハラ常習犯の役員にパワハラ上司、社長の愛人問題や不正会計、労災事故隠しなど、NOMURA建設はトラブルが続出。さらに、吸収合併を企むライバル企業まで現れた。“お局美智”は果たして、会社の危機を救えるのか?
投稿サイト「エブリスタ」発、第1回「週刊文春小説大賞」受賞作。『花咲舞が黙ってない』や『これは経費で落ちません!』を上回る面白さと、ネットの世界では大評判! クールなヒロインが活躍する、新感覚「お仕事エンタメ小説」の誕生です。
※本作は、電子オリジナル作品『お局美智』、『お局美智2 姿なき愛人』、『お局美智3 You’re fired!』、『お局美智4 キャット・パニック!』、『お局美智5 緑中央銀行の錬金術師』を一冊にまとめたものです。
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Posted by ブクログ
はっきり言って
この表紙の絵が いけません。
こんなに 主人公 美人設定では ありません。
こんな美人 まわりが ほっておきませんね。
すごく 騙されました。
内容は 面白かったです。
もちろん 続編も 続けて読んでしまいました。
Posted by ブクログ
建設会社の経理の仕事をしている美智。お局と陰で言われている優秀な社員だが、社員の会話を盗聴して会長に報告すると言う特命を受けていた…
クールでブレない美智がとても格好良い。そして美智の周りがイラッとする人ばかりで、中々美智の気が休まる時がないのが気の毒。もう少しスカッとする展開が欲しい所です。
Posted by ブクログ
地方都市の建設会社に勤める経理課OLが主人公が、密命で夜な夜な社員の会話を盗聴する。会社貸与のモバイルを使って盗聴、て無さそうでありそう、というかやりたくなる気持ちわかる。経理や労務の話は身近な感じで勉強になる面もある。美智に不審な接触をしてくる山一はなんなのか?派遣社員から社員になった希美も怪しい動きをしているし、続巻も読もう。
Posted by ブクログ
痛快もしくは軽快なお仕事小説なのかと思いきや、ちょっとやるせない部分もある。
どうやるせないかっていうのが難しいけど…。若い子には響かんやろうと思うけど、響く世代である(と思われる)わたしには、あまりにもロマンがなさすぎる。笑
まあ、この手の小説にロマンを求めてはいないんやから全然かまへんねんけど(何やの)、美智さんが社内のアレコレを調整する理由が
「今更自分の立場を危ぶませたくない」
っていうところが、あんまりにもロマンがないんかもしれへんな。笑
でも
「せやなあ」
とも思った。思って、また、こういうときに読んでいたもんやから、
「自分の立ち位置だけを守ろうとするのは、ない話ではないねんな」
とも思った。
恐ろしいけどわたしは美智さんより年長やし、それやのにまた新しいことを始めようとしていた(過去形でいいのか。大丈夫なのか)。
それより、美智さんくらい必死になって「現状維持」に奔走してもええんやな、たとえそれが社会的には進歩がないと言われたとしても。
自分にとって居心地のいい環境を望むことは悪いことちゃうもんなー! うんうん。
そういう、進歩を諦めてるところ? 夢のなさ? が、読んでてしんどい部分もあったけど、一冊通して面白かったよ!
なんで希美さんを正社員にしたのかの真意がわからんかったけど、それは単に、課内の仕事が回らんからっていう優等生な理由だけやったんかな?
Posted by ブクログ
サクサク読めた。
トントン拍子に物語が展開している感じ。
でもその分奥深さは少し物足りなかったかな…個人的に。
数字の話は頭の弱い私にはあまり理解出来ずに流し読みしてしまった。なんとなーくわかった気になって読んだ。
山一さんは善なのか悪なのか、最後まで分からず仕舞いだったな。
Posted by ブクログ
お仕事小説。経理担当の古株社員が獅子奮闘、いや暗躍といったほうがピッタリですね。会長から特命を受け、会社を守ることは自身の立場を守ること、という信念のもと数々のトラブルを解決に導きます。
ただ、主人公が務める会社はブラックな部分を相当抱えており、ちょっと救いがないなと感じてしまいます。読んでいて暗い気持ちになってしまう人物が多くて残念な感じ。それでいてキャラの個性がイマイチな部分があるものですから、初登場以降のシーンで名前だけが登場してもそのキャラを思い浮かべるのに苦労するケースが多々あり、その度にページをめくり「この人誰だっけ?」と前のシーンに戻るとうことが続発(読みにくかった…)。
次作もあるようですが、読むかどうかちょっと悩み中。