あらすじ
「野性的」に読め! 徹底的に「汚す」ことを意識しろ! 本書は、これまで2万冊を読破した人気作家が、「学びを結果に変える」ための本の読み方を初公開! 著者は研究者として、膨大な量の論文を短時間で読み、数々の研究をまとめ成果を出してきました。その時に編み出したのが、この読書術です。年齢を問わず、難解な本でも、1冊100分で驚くほど頭に入る! 読書を成果に結び付けたい人、遅読に悩む人、必見の書。 「本はきれいに読まなければいけない、と多くの日本の人が考えている。私は昔からそうではなかった。徹底的に汚しながら読んだ。本をきれいに読むと、きれいに忘れてしまうと感じていた。だから、線を引き、メモを書き、折り目を入れ、とにかく汚しながら読んだ。私は本をたくさん読み、確実に身になる読書法を自分なりに追求してきた。それを端的に言葉にすると、こういう表現になる。『100分で3回読む』読書。本書では、その技術を紹介していく」(本書「はじめに」より抜粋)
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
何事にも先人が築いた「型」があり、読書も然り。
私の好きな言葉を2つ思い出させた。
・「型」があるから「型破り」が生まれる
・守・破・離
筆者(ジョン・キム氏)の型は100分で3回読む読書だが、
読書にも対象の選択(捨てること)、
散策と登山の例え(目的を持つこと)、
メモを取ること(余白へのマインドセット)
といった3点が特に響いた。
散策と登山、読書の二刀流を感じた。
人生で読書できる本は限られている。
すなわち、読書量を増やすこと、良い本に出会う確率を上げる(選読眼を磨く)ことが大切。
本を読む前に目的を考えてみよう。
+α 本をプレゼントする習慣は非常に素敵だと思った
Posted by ブクログ
読書にパラダイスシフトを起こりました!
著書は血肉になる読書を勧めています。
主役は自分、著書は脇役。
実践して智恵にしろと。
私もまず30冊汚して読み習慣にしたい。
そこから何か掴めそうだから。
Posted by ブクログ
読書には二種類あって、小説は散策、ビジネス書は目的を持って読む登山だという例えがめちゃめちゃにしっくり来た。 あまり古典やビジネス書に関わりのなかった大学生に、今後しっかりと読書しようと思わせてくれた一冊。 岩波新書や三島由紀夫をしっかり読む予定だ。 本を汚く読む。3段顔で、一回に期待しすぎず何周もする。全部読まない。すごく早く本読めるようになった。 ビジネス書っていろいろあるけど、実は大体本質同じだったり自分なりに法則を見出せたりするようになるのかも。 自己啓発書は目的を持って数冊読むくらいがちょうどいい。
Posted by ブクログ
韓国生まれで、日本やアメリカの大学留学した作家による読者論
読書の技術として、
飛ばし読み、本への書き込み、繰り返し読み等を提案
父親が残した本に書き込みがあったこと、
研究時にはたくさんのものを読まなければいけないことなどといったエピソードから
著者独自の方法を編み出していて、
かなり参考になる
また、読みたい本が増えてしまった
Posted by ブクログ
大きくは読書ハウツー本、内容も他と共通する。
中身は説得力あり響く
三島由紀夫 岩波の凄さ紹介 一方で飛ばし読み推奨 著者にとっては矛盾してないのでしょう 私レベルは
まだ矛盾に感じる
言葉、文章の純度、濃度、熱量のある本 なかなか出会えないが
要素理解、関係性理解、全治理解が共通目標
これに個別目的持って自分主人公に読み進める いらないとこはバンバン捨てながら
著者はどんな思いで書いたのか 伝えたい内容は何か 自分の人生のどう活かすか
戦略的、効率的、効果的、主体的、実践的な読書
何を選び、短期繰り返し、要点を摘み、自分ごととして問いかけ、人生に活かすよう実践
Posted by ブクログ
読書法としてはありふれた本。
目的もなくただじっくり読んでては意味がない。
だから、目的を持ち複数回に分けて読むことで必要な情報をインプットしていく。
ただ、早く読む方法を書いている「速読法」ではなく、読むことで頭に残す方法として書かれている。
文は読みやすい。
読書法で何読んだらいいか分からないという人は、少し読んで読み易ければこの本を手に取ってみてはいかがでしょうか。
…まぁ、これは他の本にも言えることですが……
Posted by ブクログ
『本は、実はドMだった!?』
なんのこっちゃと思ったら、読んでみてほしい。
著者は読者の役に立ちたくて本を書く。そんなことばかりではないかも知れないが、多くの場合そうだと思う。だから、本を大切にするという本当の意味をもう一度考えてみよう。
本は、汚した分だけ応えてくれる。そういうものらしい。インテリアとしての本であるなら、きれいに扱うのは自然なことかもしれない。
しかし、ほとんどの場合、何かしら得るものがないかと知的好奇心を持って読書している。
マーカーでラインを引き、ボールペンで自分の意見をメモ書きし何度も読み返す。その過程で紙でできている本は必ず傷んでいく。
しかし、それがまたいい。汚れていてこそ大切にした証だからだ。
この本は忘れない読書法として「100分で3回読む」読書術を教えてくれる。ただしそれ自体は著者からのプレゼントみたいなもので、「おまけ」みたいなものだと思う。
本は汚して汚して、それでもさらに読みこんでほしいという書き手からのある意味わがままなメッセージがボクには届いた。
それより大事なことは、
Posted by ブクログ
著者は本書の中で100分で3回読む読書を推奨している。しかし、重要なのは100分で3回読むことでは無いと本書を読んで感じた。
要は時間制限を設ける事。特にビジネス書や教養書を自分の糧とするための読書において時間を決めずに読んでは緊張感、あるいは集中力が持続しないという点。
もう一つ、これは私も実践してみた。本の余白にメモを入れる。これによりインプットと同時にアウトプットがなされるのでただ読むだけより自分の思考が鮮明になり、深まっていくような感覚を得られた。
Posted by ブクログ
サブタイトルからもわかるように、本から何が何でも搾り取ってやろう、という覚悟の伝わる内容でした。
ビジネス書・実用書の読み方に特化してます。
特に印象深いフレーズがあるのですが、こちらです。
”時間は自分の命のかけら。無駄遣いしない。”
読書の時間もこの考え方を基本にしています。
それがサブタイトルの「100分で3回読んで血肉にする超読書法」に繋がります。
読書に時間を使うからには、本の内容を血肉にしよう。それを実生活に生かしたり、問題解決に使っていこう、という感じです。
当然なのですが、本を読んでも忘れてしまったら、読んでいた時間は丸々無駄になってしまいます。何かを得ようとして本を読んだのに、その目的が達成できないわけですからね。
それを防ぐための方法を紹介してます。
さらに、選書の仕方、読書の効果と読書について網羅的に説明してます。
本のポイントとなる、「本にメモを書いていく方法」は精神的な壁がありますね。(本でも言ってますが)
私は読書ノートつけてるので、それで代替え可能かな、とも思いました。(要は忘れないで、行動にできればいいので)
著者はどのように本の書き込みをしているのか見て見たかったです。サンプルを見せてもらえるとよかったのかも。(読書ノートより書き込みの方がいいのかもね、ってなるかも)
あと、100分で3回の読み方。
個人的に日本のビジネス書は出来ると思うのですが、海外の翻訳本は難しいかも、と思いました。
洋書(翻訳)を読み慣れていないので。
数をこなせばできそうな気もしますが、時間はかかりそうです。笑